今年になってから登山を始めた同級生が居る。毎月飲み会をしていて、何を思ったか大佐飛山に行きたいという。残雪のこの時期しかないし、酒の勢いもあって二つ返事で承諾した。実は自分自身も持病の喘息があり、ちょっとばかりは躊躇したが、まっ行けないこともないだろうど山行を決めた。
ところがである、山を始めて3か月、当たり前といえば当たり前、スパッツ、アイゼン、ストックを持っていない。自分のを貸出しワカンを背負わせて。こっちはスパ長、スノーシュー、ピッケルを装備した。
4時、新登山口に取り付いた。中々ついて来られないので、途中から先を歩いてもらった。尾根筋になると雪が出だしたが途切れ途切れであり、しばらくはツボ足て大丈夫だった。三石山先の尾根筋は雪庇の連続となった。山藤山の急勾配もステップが切ってあり楽に登れるが、休み休みとなる。黒滝山まで3時間半、大佐飛山までが6時間45分。ほぼ想定通りの時間だった。戻りは脱水気味でばてまくったがどうにか4時間30分で下山した。
昼食休憩を入れて全行程12時間の初めてのガイド登山でした。