地元塩谷町が福島第一原発の事故により飛散した指定廃棄物の最終処分場の建設予定地に選定されてしまった。そんなわけでペースダウンしているがちょっとばかり時間が出来たので埼玉長野県境に向かった。高速を使って4時間の片道は遠い(笑) やっと着いた毛木平駐車場には甲武信ヶ岳への登山者のクルマだろうか、10台位停車していた。2時間ほど仮眠して5時半過ぎに登山道に入った。

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千曲川源流沿いから十文字峠に分岐すると直ぐに山道となる。しばらくはゴロ沢を左右に行き来つつ源頭部を過ぎると登山道は急斜面の九十九となった。尾根筋となると十文字山を南に巻きながら十文字峠となった。十文字小屋は静かでお客はいないようだ。ほどなく白泰山への分岐を分けると急な登りとなる。木の根と岩でとにかく歩きにくい。一旦緩やかとなるが山頂近くなると再び勾配はきつくなり短いクサリ場を2,3を上がると大山となる。遮蔽物はなく全方向の視界があるが、長野側の山はさっぱりわからない。写真左は十文字小屋、中央は根っこだらけの登山道、右は大山山頂

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この先も踏み跡はしっかりしているが相変わらず路面は悪い。途中の小ピークで巻き道を見失い直進してしまい少しばかりロス。登山道に戻って再び根っこだらけの登山道を行くと目の前に大きな岩峰が現れた。道標には武信白岩山とある。行ってみると何やら岩に赤の×マークとザイルが張られていた。ここまでかと半ば諦めかけたが踏み跡がある。確かに危ない岩場だけど、手掛かりはあるのでしっかり3点確保で上がればなんてことはない。岩稜のピークには標柱が2基あり360度絶景となっていた。写真左は山頂への岩壁、中央は登り来たところを上から、右は武信白岩山の標柱

P9230057P9230060140923大山・武信白岩山・十文字山
このあとはピストンし十文字峠から十文字山へ登った。登山道は三国峠へ続くもので最後の登りが少しきつかったがあっという間の山頂だった。木立の中に三角点標柱があるだけの山でどうしてここが関東百山(実業之日本社)なのかなと思わずにはいられなかった。あとは斜面を適当に下り登山道に復帰した。6時間半の山行だった。写真左は山頂手前、右は十文字山山頂