P6190041P6190052140619槍ヶ岳
中津川にかかる相原橋の駐車場からスタートとなる。登山口は野鳥の森遊歩道の入り口なのだが、大雨による災害のためテープが張られ、案内板には南東の直登ルートに入り遭難が多発しているとの警告文が県警山岳救助隊名で張り出されている。なにやら物々しい登山口である。遊歩道を入ると確かに路面は荒れているが、相原沢は急峻な両岸が迫る渓谷でそれは見事な景観である。野鳥観察小屋を過ぎしばらく渓谷沿いを行くと、尾根筋を目指し急斜面の九十九が始まる。1140位でやっと尾根筋に乗るが、相変わらずの急勾配である。右手には木立の間から目指す槍ヶ岳がやっと見えてきた。登り上げたのは1461Pと1430Pの間のピークで、ここからは尾根筋の急稜のアップダウンが続いた。さほど危険と感じるところはなかったが、油断すると数十メートルは滑落しそうなところが何ヵ所かはある。ストレスの多い登山道を行くとやがて山頂となるが眺めはほとんどない。ただ南東尾根方向に立ち入り禁止のロープが張られ、登山口の警告文はこの先をルートとする無鉄砲な輩へのものであることは容易に想像ができた。往復4時間。写真左は相原川の素晴らしい渓谷美、中央は山頂