2013年07月

群馬の山、三国山、三角山、大源太山、黒金山

上越国境の山に登ってきた。三国トンネルの新潟側から取り付こうと5時前に到着するも雨足が強く暫し車内で待機し6時過ぎに歩き出した。


三国山(1636m、三国峠)へは30分で三国峠となり、その後は急勾配の木段となる。時折雨足が強くなり木陰で雨宿りをしながらの登りとなった。キスゲの群落を抜け、平標山方向へのトラバース路を分けたあたりから、やっと雨は上がり青空となってきた。登り着いた平坦な山頂には三角標石と山名板があった。三国峠から1時間を要した。写真左はキスゲの草原越しに見た三国山、中央は雲間切れ間に見え出して苗プリ、右は三国山山頂


三角山(1690m、三国峠)へは三国山から上越国境の尾根筋を北上する。登山路は上信越自然歩道で、しっかり刈り払われていて歩きやすい。何度かのアップダウンで三角山となった。道標の柱に山名が記されていた。写真左はこれから登り行く上越国境の尾根、中央は三角山手前、右は三角山山頂からの大源太山


大源太山(1764m、三国峠)へはさらに尾根筋を進み、平標山へのトラバース路から分岐する形で西尾根に乗るとほどなく山頂となる。三角点標石と山名板の建つ山頂からは、仙ノ倉山~万太郎山~谷川岳の稜線が飛び込んでくる。写真左はトラバース路からの分岐地点、中央は山頂部、右は谷川岳へ続く尾根筋


黒金山(1684m、三国峠)はさらに尾根筋を東に向い100m余り下げ、登り返すと黒金山となった。山頂には山名板があるだけだった。ここまでの登山路はほぼすべてで刈り払いが行われており、これといった急勾配もなく問題箇所は無い。往復6時間20分。写真左は大源太山から見た黒金山、中央は山頂

群馬の山、丸山(武能倉)

ネットを漁っても残雪の時期の記録しか見つけられない藪山に行ってきた。同伴してくれたのは沢登りのスペシャリストH本先生です。当初は土合から東黒沢を遡行し、黒沢乗越から丸山をピストンしウツボギ沢から宝川へ出て林道を辿り宝川温泉まで辿る予定だった。ところが宝川温泉にクルマをデポし土合まで来たが、夜半から降り出した雨が断続的に続き、時として大降りとなっていた。とにかく初めての沢登りである、無理は禁物と宝川温泉からのピントンと決めた。宝川温泉まで戻ったら、車止めを動かし林道に進入する車を見かけた。右へ倣えで林道に乗り入れるとほぼ3km先まで行ったところでゲートとなった。


丸山(1495m、茂倉岳)へは、ゲートを抜けるとしばらく廃林道が続き、40分ほどで林道終点となる。終点先には朝日岳登山口の道標があり良く踏まれた登山道となるが、宝川左岸を高巻くように小さなアップダウンの悪路が続いた。二股の手前で宝川を渡渉し右岸を行くとほどなく広河原となった。ここでフェルト底沢靴に履き替え初めての沢歩きとなる。おっかなびっくりで水面に足を突っ込むが、足底から伝わる感覚は安定感の一言である。滑るという感覚はほとんどなく、面白いように歩ける。そんなこともあってか、ちょっとばかり図に乗りすぎたようでルーファンをミスしウツボギ沢を直進してしまった。およそ20分のタイムロスで丸山越えに続く一の沢へ入った。一の沢の幅は狭く、最初のうちは藪っぽいところもあったが流れはしっかりしている。進むうちに次々と2~3m程の小滝が出てくるがどれも難なく越えられる。支流に出会う度、流れの多い方を選択して登っていくと次第に丸山へ突き上げる方向となっていた。沢筋はだんだん細くなるが構わず源頭部まで突き上げた。その先は丸山越えからの尾根筋に乗るように高みを目指したが、背丈を越えるネマガリタケが続くようになり青色吐息の藪漕ぎの連続となった。やっとのことで尾根筋に乗ると今度はシャクナゲやツツジ類の灌木とネマガリタケの混合藪となる。踏み跡や獣道らしきものも皆無で、やっとのことで辿り着いた山頂にもピークを示す表示物は無く、高みにでも残雪期の名残りがあるかと辺りを見渡すがテープの一つも見当たらない。灌木の中で展望もほとんどなく、いつもの儀式を終えると濡れたシャツを着替え、おにぎり一つを胃袋に放り込むと早々に下山に取り掛かった。戻りはGPSの軌跡をトレースし、沢筋に合流するとあとは一気に広河原まで下りた。この先は宝川沿いに登山道を戻り、順調に林道からクルマに戻った。登り4時間10分、下り3時間。写真左は一の沢の小滝を登るH本先生、中央は激藪を先行するH本先生、右は山頂のランドマーク木


下山後は宝川温泉で汗を流し、遅い昼食を食べて帰路に着いた。
今回は初めての沢歩きということでH本先生に同行を願い、到底一人では踏むことのできない無雪期の藪山を踏破することができた。本当にありがとうございます。

群馬の山、黒湯山

上信スカイライン(万座道路)上の県境の藪山に最後に登ってきた。


黒湯山(2007m、御飯岳)は完全な薮山だった。踏み跡を上がると直ぐに笹薮が始まるが、勾配はさほど急ではない。しかし行程の9割は笹薮で、その半分以上は背丈を越えるネマガリタケだった。それも山頂に近づくほど薮は醜くなり、左右からネマガリタケが踏み跡に被っていた。山頂部は笹が切り開かれていたが、山名板は高みから下がっていた。登り50分、下り30分。写真左は山頂手前の薮道、中央は山頂部で山名板は高みに

長野の山、老ノ倉山

御飯岳を下山して黒湯山へ向かう途中、気になる山を見かけた。ピークは長野県であるが、山ランポイントとしては魅力的である。登山口に行ってみると踏み跡もしっかりとあるので登ることにした。


老ノ倉山(2020m、御飯岳)は上信スカイライン(万座道路)から長野側への分岐点近くが登山口となる。取り付くと直ぐに背丈を越えるネマガリダケの笹薮となるが、踏み跡はしっかりしている。勾配はきついが直線距離200m余りしかなく、疲れる前に一気に駆け登った。山頂は平坦で、朝一番で登った御飯岳~破風岳~土鍋山の稜線が広がっていた。往復20分。写真左は薮中の踏み跡、中央は山頂から見た御飯岳

群馬の山、破風岳、土鍋山、御飯岳

猛暑の中、わずかな涼を求めて群馬・長野県境の山へ出かけてきた。草津白根山から上信スカイライン(万座道路)を使い登山口となる毛無峠へ向い、4時半過ぎに着いた。


破風岳(1999m、御飯岳)へは毛無峠から西側へ向かうが、笹原の稜線には九十九の登山道が続いていた。笹の朝露でズボンはびしょ濡れとなってしまう。土鍋山への分岐を分けると、直ぐに山頂となった。大岩がゴロゴロ転がる山頂はちょうど朝焼けに染まり、鋳物の立派な山名板が立っていた。標識毛無峠から30分。写真左は破風岳登山口、中央は途中で迎えた日の出、右は山頂


土鍋山(2000m、御飯岳)へは分岐へ戻り、そのまま笹原を下ると五味池分岐となり左へ分けるとさらに笹原の下りとなる。膝丈ほどの笹原がしばらく続くが、山頂近くなると足場は極端に悪くなり、朽ちた梯子段などもあり歩きにくい。それも束の間、山頂となった。ここにも鋳物の立派な山名板が立っていた。下山は往路をピストンした。破風岳から30分。毛無峠まで40分。写真左は登山道から見た土鍋山、中央は山頂


御飯岳(2160m、御飯岳)へは硫黄鉱山の遺物鉄塔の建つ急勾配を上がると毛無山となる。ここで一旦高度を下げ鞍部から少しばかり急斜面を登り返すと樹林帯となる。その後は緩やかな笹原歩きとなり、ほどなく広い山頂となった。登り1時間5分、下り50分。写真左は毛無山から見た御飯岳方向、中央は山頂、右は下山途中に見えた破風岳~土鍋山で奥は四阿山

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