2013年05月

群馬の山、高根山

矢木沢ダムサイトの日崎山の戻り途中で沼田市の里山に立ち寄ったが、


高根山(527m、後閑)はピークのみならず山そのものが既になく住宅地と化していた。GPSの示すピーク位置には洒落たゴミステーションが置いてあった。写真はピーク位置近くに置かれていたゴミステーション

群馬の山、日崎山

矢木沢ダムの奥にはこれから登りたい山がいくつもある。とりあえずどんなところかダムサイトに一番近い日崎山に行ってみることにした。とは言えど、ダムサイトまでの管理道路は雪解けにならないとクルマばかりか人の通行も禁止されている。今年は5/10にやっと通行が可能となり、5/15の夕方からゲート前で車中泊を決め込み勇んで出かけてきた。ゲートを抜けると管理道には一切雪はなく、ダムサイトにも日影に少し残っているだけだった。


日崎山(1397m、藤原湖)の山頂には電波反射板がありダムサイトからも望むことができる。登りゆく尾根筋も確認できるが、斜面にわずかに雪が残るだけだ。湖へのボートの出入り管理している係員に山へ入ると告げた後に、ダムサイトを東に向かうと進入禁止のゲートとなった。ここを通らず斜面には取り付けずゲート横を抜け、擁壁にかかる青い梯子に取り付いた。何か言われるのだろうかとハラハラしながら上り、次の梯子をつないで急斜面を攀じ登った。20分ほどで981Pとなると、右手からビンズル沢の水音が聞こえ出した。この先はただひたすら尾根筋を追うのであるが、シャクナゲ、背丈を超えるネマガリタケ、アスナロの幼木の混合藪が交互に続いた。残雪が見え出したのは1300級ピークの手前の斜面からであったが、とても拾えるほどではなくピーク手前の1360Pまで藪漕ぎとなった。この先は尾根筋に残雪がちらほらとあり、ピーク手前でやっと雪稜歩きとなった。山頂の電波反射板にはすかいさん製の山名板と4日前の日付が入ったフジオカTK氏のフィーダー紐が縛り付けられていた。登り3時間半、下り2時間半、計6時間の藪歩きであった。写真左はダムサイトの進入禁止のゲートと取りついた青い梯子、中央は136Pから見た日崎山、右は雪稜の先の電波反射板

 

群馬の山、石ドヤ山、巻石山

松岩山を下山すると県道55号線を北上して、石ドヤ山、巻石山に向かった。県道55号線からの林道を行けば両山の鞍部付近となりそこから取り付く算段である。ところが林道は入り口でゲートで閉ざされていた。ナビで確認するとその鞍部まで約5kmある。


石ドヤ山(1503m、野反湖)は地形図には掲載がなく山名辞典に掲載のある山で、ほとんどネット上に情報はない。となれば薮漕ぎは必至で、長い林道を歩きながらも既に気持ちは薮漕ぎ体制である。林道は良く整備されており、5km地点で分岐となった。地形図を頼りに取り付き地点を探しながら行くと、分岐からほどなくピンクテープと踏み跡を見つけた。薮もなく最適の地点と判断し足を踏み入れた。カラマツ林と雑木林の境界を緩やかな傾斜で行くと、ほどなく笹薮が現れてくる。辺りを見回しながら藪の無いところを拾うようにいくが、傾斜が急になるにつれ笹薮の密度は増してくる。あっという間に背丈を越す笹薮となり、両手両足を駆使しながらひたすら漕ぎ続けた。流石に背丈を越える笹薮はそうは続かなかったが、膝~腰丈の笹薮は山頂まで続き登り上げた時は両足は痙攣していた。金属製の山名板が高い位置で幹に吸い込まれているのを見つけけることが出来たが他には何にもない。ただ山頂東側を野反湖南側の弁天山から南下する登山道が通過し、見事なまでに刈り払われていた。林道ゲートから1時間51分、林道から取り付いて56分。写真左は林道ゲート、中央は山頂尾根筋の笹薮、右はどこかの山岳部の山名板だが大分飲み込まれている


巻石山(1319m、野反湖)は石ドヤ山の南西に位置し尾根筋を下った肩のようなピークで、今回のコース取りでは下り勾配となる。下りならば多少の藪も大したことないだろうと最短尾根筋に乗ったが、笹薮は途切れることなく続いていた。林道を少し戻ると、廃道化した林道が巻石山方向へ続いていた。ここも相変わらずの笹薮だが、刈り払われた痕跡を追うように先へ歩いた。GPSが示すピーク付近まで来るも、ほぼフラットで目印は見当たらない。三角点もあるようだが笹薮の中なのだろうか、探しもせず下山に取り掛かった。そのまま林道まで適当に下り、ゲートに戻った。行動時間計4時間18分。写真左は刈り払われた尾根筋、中央は山頂付近で何やら観測用の遺物だろうか唯一の人工物であった

群馬の山、松岩山

野反湖の南側にいくつかの未踏峰がある。今日はそのうち3つの山を目指して昨夜のうちに家を出た。出たまでは良かったが、高速に入ってすぐに睡魔に襲われ、西方PAで4時間余り寝込んでしまった。夜明けとともに、目覚めて登山口付近に着いた時は8時を回っていた。


松岩山(1512m、小雨)への登山口を探すために世立地区に入るが、道が入り組んでいて分かりにくい。適当に東進すると分岐地点に松岩山登山口への案内標柱に出くわした。暫し行くと今度は立派な看板が現れ、案内に従って左上方に進む。道路は途端に悪路と化し、一般車ではとても進入は出来ない車幅ギリギリの道となった。そうとなれば仕方ない。とてもバックは出来ないし行けるとこまでと構わず進入を続けた。ちょうど1.5kmを行くとマタギ平となり峠の三叉路となった。どうにか停められるところを見つけ、無理やり駐車し登山道に入った。登山道は2m幅ぐらいに笹原が刈り払われていた。ほぼ1km位行くと勾配がきつくなり九十九の登りとなる。その登り上げたところには天狗岩入口との標柱が建ち、尾根筋となった。あとは山頂直下の急勾配を登りきると広い山頂となる。行政の山名標柱の他に3枚の板が下がっていた。南側に開け、西側には草津白根が近くに見えた。登り45分、下り32分。写真左はマタギ平の登山口、中央は山頂

群馬の山、八海山

四万温泉近くの山から下山し、戸倉から鳩待峠に向かった。21時を回っていたが既に駐車場には10台近くの車がある。そのほとんどが尾瀬ヶ原で幕営してるか山小屋泊まりであろう。缶ビール500を一気に胃袋に流し込み布団に潜った。時折小雪交じりの突風が車体を揺らし中々寝付けない。明朝5時に目覚めると氷点下の寒さで窓は凍りついている。早速、湯を沸かしコーヒーとコンビニおにぎりで朝食とし身支度を始め、5時47分クルマを出た。


八海山(1811m、尾瀬ヶ原)は尾瀬ヶ原の湿原の先にあり、残雪のこの時期に登るのが最適である。去年の同じ時期に尾瀬ヶ原を大周回したが、今年の方が雪が多い。何よりも昨夜降った雪で鳩待峠から山ノ鼻まではトレースが薄く、ルーファンに手古摺った。山ノ鼻には5張りのテントがあったが、まだ人影はなく熊鈴を押さえながら足早に通過した。湿原に出ると目の前に八海山が見えてきたが、ここでコース取りに迷った。一つは北西へ向かい1735Pを経由する尾根筋から、もう一つは北東へ向かい山頂南尾根に取り付くコースである。ようは猫又川を如何に越えるかがポイントとなるのだが、足は最短の後者を選んでいた。しばらくは夏道に一致したトレースをヨッピ橋方向に進み、トレースを外れ尾根筋に直行するため雪原に足を踏み入れた。20cm程度の踏み込むが問題なく歩ける。あとは猫又川(ヨッピ川?)の渡渉だったが、これも両岸からの倒木を使って難なく越えることができた。その後は小さな沢を越えいよいよ尾根筋への取り付きである。見た目には大した傾斜ではないが、新雪が乗った斜面は登り難く一歩一歩を刻むような登りになった。どうにか100m余りを上げると傾斜は幾分ゆるくなったが、その分積雪が増し踏み込みが深くなるのでペースは上がらない。歩き続ければいつかは登り切れると一歩ずつ踏み出し、取り付いてから2時間でやっと山頂となった。文字の消え落ちそうな青い山名板が下がっていたが、小雪舞う生憎の天候で尾瀬ヶ原がやっと見える程度だった。下山はトレースを忠実に辿った。鳩待峠から3時間30分、下山は2時間30分。写真左は最後の渡渉地点と取り付いた尾根筋、中央は八海山山頂、右は山頂からの尾瀬ヶ原

 

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