2週間ぶりに山に登ってきた。出掛けたのは尾瀬ヶ原の一角にある群馬福島県境の山。2004年のこの時期にDJFさんが大清水を起点に福島県境から栃木県境にかけ大周回してるので、今回もこれを参考にした。沼田市近くのコンビニで仮眠し、2時に起きだし大清水へ向かい有料駐車場に車を起き、3時半に歩き出す。足元はスパ長でワカンを背負った。
桧高山(1932m、燧ヶ岳)へは大清水から林道を入るが、直ぐに雪が現れてくる。三平橋を渡りナメ沢沿いを登る辺りから雪は増え出し、完全に木道は隠れていた。ほどなく這い林道を横切り急斜面を九十九に上がると尾根筋となる。ここまで来ると空は白みだし、左手には朝日をあびた燧ヶ岳が輝きだしている。この後はテープを追うように進むと三平峠となり、一気に100m近く高度を下げ尾瀬沼山荘となった。ここからは湖畔のトレースを追い長蔵小屋まで行き、奥の国民宿舎尾瀬沼ヒュッテの前を抜け尾根筋に取り付いた。長蔵小屋まではいくつかあったトレースも消え、この先は孤高の直登となった。とりあえず北側の鞍部を目指して登ったが、5日前の新雪が残雪に乗りステップが確保しにくい。それでもどうにか鞍部近くまで行くと右手に山頂尾根筋が見えてきたので、がむしゃらに直登した。新雪は次第に深くなり、きつくなった勾配とともに体力を削り、膝に両手を置く間隔が狭くなってくる。やっとのことで登り上げた桧高山からは南側の展望があり、日光白根山の冠雪したピークがランドマークとなっていた。大清水から3時間35分、かなり消耗してるので赤安山まで辿り着くのか不安となる。無線が中々繋がらず20分を費やすが、これがいい休憩となる。写真左は尾瀬沼越しの朝の燧ケ岳、中央は山頂手前の登りで雪が深く難儀した、右は山頂部で山名表示などは多分雪の下
袴腰山(2042m、三平峠)へは小淵沢田代に向けて北側の鞍部付近から直線的に歩いた。ここで方向を東に少しづつ戻しつつ行くのだが、ほぼ平坦な雪原な上に目指す袴腰山が際立ったピークではないので視認することも出来ず中々方向が定まらない。ほどなく只見幹線の送電線を通過するが暫く平坦地は続いた。20cm近く沈み込むツボ足は脹脛に応えペースが落ちてくる。勾配は緩いのに足元だけが重くワカンを装着してみることにした。すると沈み込みが半分程度になり、足を持ち上げる負担が減るためだろうかペースは回復した。北側の尾根筋に乗り一気に山頂を踏むと、雪面ギリギリ顔を出したテプラ山名板が迎えてくれた。ここからのやっぱり栃木県境の山並みが目が行く。これから目指す赤安山の右手奥に見覚えのある黒岩山、孫兵衛山は見えないがその左に帝釈山、反対に目をやると鬼怒沼山や根名草山、日光白根山と続き、その向こうには女峰山や男体山までも顔を覗かせていた。桧高山から2時間9分。写真左は小淵沢田代から見た袴腰山、中央は袴腰山山頂で中央の木の幹にテプラ板あり、右は北の肩から見える赤安山と黒岩山
赤安山(2051m、三平峠)へは袴腰山北側の肩から続く尾根筋への急勾配の下りを前にして一瞬躊躇してしまった。戻りの登り返しが気になったのだが、まだ10時前だし時間的には十分に余裕があると思った瞬間、一気に駆け下りていた。あとは軽いアップダウンの尾根筋を進み、中程の鞍部から登り返すのだが最初の枝尾根との出合いまでがきつかった。その先もそれなりの傾斜ではあるが山頂が近いと足は軽くなる。山名版や三角点は雪の何も人工物は見当たらない。袴腰山から1時間35分。写真左は鞍部手前から見える赤安山と黒岩山、中央は山頂でのショットで後方には日光白根山が見えている
戻りはトレースを忠実に辿り、袴腰山北側肩への登り返しも思ったほどではなく順調に歩けた。送電線でトレースを離れ小淵沢の東側の破線を辿り奥鬼怒林道にショートカットするように歩いたが、途中1765P手前で尾根筋を一つ間違えて登り返すヘマをやってしまった。読図力の未熟さを露呈してしまった(-_-;) 下山は赤安山から4時間4分で、行動時間は計12時間22分であった。
桧高山(1932m、燧ヶ岳)へは大清水から林道を入るが、直ぐに雪が現れてくる。三平橋を渡りナメ沢沿いを登る辺りから雪は増え出し、完全に木道は隠れていた。ほどなく這い林道を横切り急斜面を九十九に上がると尾根筋となる。ここまで来ると空は白みだし、左手には朝日をあびた燧ヶ岳が輝きだしている。この後はテープを追うように進むと三平峠となり、一気に100m近く高度を下げ尾瀬沼山荘となった。ここからは湖畔のトレースを追い長蔵小屋まで行き、奥の国民宿舎尾瀬沼ヒュッテの前を抜け尾根筋に取り付いた。長蔵小屋まではいくつかあったトレースも消え、この先は孤高の直登となった。とりあえず北側の鞍部を目指して登ったが、5日前の新雪が残雪に乗りステップが確保しにくい。それでもどうにか鞍部近くまで行くと右手に山頂尾根筋が見えてきたので、がむしゃらに直登した。新雪は次第に深くなり、きつくなった勾配とともに体力を削り、膝に両手を置く間隔が狭くなってくる。やっとのことで登り上げた桧高山からは南側の展望があり、日光白根山の冠雪したピークがランドマークとなっていた。大清水から3時間35分、かなり消耗してるので赤安山まで辿り着くのか不安となる。無線が中々繋がらず20分を費やすが、これがいい休憩となる。写真左は尾瀬沼越しの朝の燧ケ岳、中央は山頂手前の登りで雪が深く難儀した、右は山頂部で山名表示などは多分雪の下
袴腰山(2042m、三平峠)へは小淵沢田代に向けて北側の鞍部付近から直線的に歩いた。ここで方向を東に少しづつ戻しつつ行くのだが、ほぼ平坦な雪原な上に目指す袴腰山が際立ったピークではないので視認することも出来ず中々方向が定まらない。ほどなく只見幹線の送電線を通過するが暫く平坦地は続いた。20cm近く沈み込むツボ足は脹脛に応えペースが落ちてくる。勾配は緩いのに足元だけが重くワカンを装着してみることにした。すると沈み込みが半分程度になり、足を持ち上げる負担が減るためだろうかペースは回復した。北側の尾根筋に乗り一気に山頂を踏むと、雪面ギリギリ顔を出したテプラ山名板が迎えてくれた。ここからのやっぱり栃木県境の山並みが目が行く。これから目指す赤安山の右手奥に見覚えのある黒岩山、孫兵衛山は見えないがその左に帝釈山、反対に目をやると鬼怒沼山や根名草山、日光白根山と続き、その向こうには女峰山や男体山までも顔を覗かせていた。桧高山から2時間9分。写真左は小淵沢田代から見た袴腰山、中央は袴腰山山頂で中央の木の幹にテプラ板あり、右は北の肩から見える赤安山と黒岩山
赤安山(2051m、三平峠)へは袴腰山北側の肩から続く尾根筋への急勾配の下りを前にして一瞬躊躇してしまった。戻りの登り返しが気になったのだが、まだ10時前だし時間的には十分に余裕があると思った瞬間、一気に駆け下りていた。あとは軽いアップダウンの尾根筋を進み、中程の鞍部から登り返すのだが最初の枝尾根との出合いまでがきつかった。その先もそれなりの傾斜ではあるが山頂が近いと足は軽くなる。山名版や三角点は雪の何も人工物は見当たらない。袴腰山から1時間35分。写真左は鞍部手前から見える赤安山と黒岩山、中央は山頂でのショットで後方には日光白根山が見えている
戻りはトレースを忠実に辿り、袴腰山北側肩への登り返しも思ったほどではなく順調に歩けた。送電線でトレースを離れ小淵沢の東側の破線を辿り奥鬼怒林道にショートカットするように歩いたが、途中1765P手前で尾根筋を一つ間違えて登り返すヘマをやってしまった。読図力の未熟さを露呈してしまった(-_-;) 下山は赤安山から4時間4分で、行動時間は計12時間22分であった。