2013年04月

群馬の山、桧高山、袴腰山、赤安山

2週間ぶりに山に登ってきた。出掛けたのは尾瀬ヶ原の一角にある群馬福島県境の山。2004年のこの時期にDJFさんが大清水を起点に福島県境から栃木県境にかけ大周回してるので、今回もこれを参考にした。沼田市近くのコンビニで仮眠し、2時に起きだし大清水へ向かい有料駐車場に車を起き、3時半に歩き出す。足元はスパ長でワカンを背負った。


桧高山(1932m、燧ヶ岳)へは大清水から林道を入るが、直ぐに雪が現れてくる。三平橋を渡りナメ沢沿いを登る辺りから雪は増え出し、完全に木道は隠れていた。ほどなく這い林道を横切り急斜面を九十九に上がると尾根筋となる。ここまで来ると空は白みだし、左手には朝日をあびた燧ヶ岳が輝きだしている。この後はテープを追うように進むと三平峠となり、一気に100m近く高度を下げ尾瀬沼山荘となった。ここからは湖畔のトレースを追い長蔵小屋まで行き、奥の国民宿舎尾瀬沼ヒュッテの前を抜け尾根筋に取り付いた。長蔵小屋まではいくつかあったトレースも消え、この先は孤高の直登となった。とりあえず北側の鞍部を目指して登ったが、5日前の新雪が残雪に乗りステップが確保しにくい。それでもどうにか鞍部近くまで行くと右手に山頂尾根筋が見えてきたので、がむしゃらに直登した。新雪は次第に深くなり、きつくなった勾配とともに体力を削り、膝に両手を置く間隔が狭くなってくる。やっとのことで登り上げた桧高山からは南側の展望があり、日光白根山の冠雪したピークがランドマークとなっていた。大清水から3時間35分、かなり消耗してるので赤安山まで辿り着くのか不安となる。無線が中々繋がらず20分を費やすが、これがいい休憩となる。写真左は尾瀬沼越しの朝の燧ケ岳、中央は山頂手前の登りで雪が深く難儀した、右は山頂部で山名表示などは多分雪の下


袴腰山(2042m、三平峠)へは小淵沢田代に向けて北側の鞍部付近から直線的に歩いた。ここで方向を東に少しづつ戻しつつ行くのだが、ほぼ平坦な雪原な上に目指す袴腰山が際立ったピークではないので視認することも出来ず中々方向が定まらない。ほどなく只見幹線の送電線を通過するが暫く平坦地は続いた。20cm近く沈み込むツボ足は脹脛に応えペースが落ちてくる。勾配は緩いのに足元だけが重くワカンを装着してみることにした。すると沈み込みが半分程度になり、足を持ち上げる負担が減るためだろうかペースは回復した。北側の尾根筋に乗り一気に山頂を踏むと、雪面ギリギリ顔を出したテプラ山名板が迎えてくれた。ここからのやっぱり栃木県境の山並みが目が行く。これから目指す赤安山の右手奥に見覚えのある黒岩山、孫兵衛山は見えないがその左に帝釈山、反対に目をやると鬼怒沼山や根名草山、日光白根山と続き、その向こうには女峰山や男体山までも顔を覗かせていた。桧高山から2時間9分。写真左は小淵沢田代から見た袴腰山、中央は袴腰山山頂で中央の木の幹にテプラ板あり、右は北の肩から見える赤安山と黒岩山


赤安山(2051m、三平峠)へは袴腰山北側の肩から続く尾根筋への急勾配の下りを前にして一瞬躊躇してしまった。戻りの登り返しが気になったのだが、まだ10時前だし時間的には十分に余裕があると思った瞬間、一気に駆け下りていた。あとは軽いアップダウンの尾根筋を進み、中程の鞍部から登り返すのだが最初の枝尾根との出合いまでがきつかった。その先もそれなりの傾斜ではあるが山頂が近いと足は軽くなる。山名版や三角点は雪の何も人工物は見当たらない。袴腰山から1時間35分。写真左は鞍部手前から見える赤安山と黒岩山、中央は山頂でのショットで後方には日光白根山が見えている

戻りはトレースを忠実に辿り、袴腰山北側肩への登り返しも思ったほどではなく順調に歩けた。送電線でトレースを離れ小淵沢の東側の破線を辿り奥鬼怒林道にショートカットするように歩いたが、途中1765P手前で尾根筋を一つ間違えて登り返すヘマをやってしまった。読図力の未熟さを露呈してしまった(-_-;)  下山は赤安山から4時間4分で、行動時間は計12時間22分であった。

群馬の山、大行山

昨年の5月に富士見下から白尾山、皿伏山、荷鞍山、中原山を巡った際に、あわよくばと狙っていた大行山だったが、既に雪はなく諦めていた。今年は4/7に尾瀬戸倉スキー場が営業を終了したので、林道も雪解けが進んでいるだろうと期待して出掛けた。案の定、雪解けと除雪により富士見下まで通行が可能だった。


< br />大行山(1780m、至仏山)へは大カッパ沢左岸尾根を辿る予定だったので、1428Pを目指して急斜面を直登した。昨夜の新雪が乗ってはいるが、ピッケルで締まった雪面を探りながらスパ長ツボ脚で攀じ登った。尾根上となると少しは勾配が緩むが、暫くは狭い尾根筋の急登が続いた。さらに頻繁に踏み抜くようになりワカンを履くと、踏み抜きのストレスからは幾分解放されたが、勾配がきつい分歩きにくい。そうこうしてるうちに次第に尾根筋が広くなり、勾配は緩やかとなってきた。1600過ぎからは少しずつ方向をピーク方向に向けるように登り、1752Pとの鞍部まで来るとさらに勾配は緩みほどなく山頂となった。山頂は立ち木の中だが、その手前からは日光白根山~皇海山~袈裟丸山の山並みが東側に見えていた。また北側には燧ケ岳が頭を覗かせていた。山名板には1772mと記されていたが、これはこの先にある三角点標柱の位置の標高で、正確には1780mが正しいようだ。下りはトレースを忠実に辿った。登り1時間32分、下り30分。写真左は大カッパ沢左岸尾根の急登、中央は山頂

埼玉の山、大久保山、諏訪山、山崎山、仙元山、宝登山、女岳、男岳

昨夜から爆弾低気圧の通過で大荒れとなる中、南なら天候の回復が早いだろうと埼玉に向かうことにした。出掛ける時は小雨だったが東北道を南下するほどに天候は回復し埼玉に入ると青空も顔をのぞかせていた。


大久保山(112m、本庄)の一角には早稲田大学本庄キャンパスがあるので、目立たぬよう三角点に近い北西部から取り付くことにした。斜面を上がると尾根筋の広い散策路となり、三角点標柱を確認後に南西部に散策路を往復した。ちょうど真ん中付近あったベンチの背もたれに山名板が下がっており、そこには105mと三角点の標高が記されていた。写真左は三角点山頂、中央はベンチと山名板


諏訪山(113m、本庄)は岡部チサンCC美里コースの北側にあり、北西部から破線が伸びている。その破線の場所に行くと立派な鳥居の先に石段の参道が続いていた。登り付いた先は河輪神社の境内で、立派な拝殿や神楽殿が建っていた。写真左は立派に鳥居、右は石段と拝殿


山崎山(117m、本庄)は岡部チサンCC岡部コースのクラブハウス近くにあり、ゴルフ場開発に際し山頂部は削り取られていた。駐車場よりGPSの示す山頂近くまで行き、写真を撮ると面倒になる前に足早にその場を離れた。写真左はクラブの駐車場、中央は最高点近く


仙元山(98m、深谷)は仙元山公園の中にある浅間神社の位置が山頂部で、最短距離を行き境内内を一周して下山した。写真左は取り付いた斜面、中央は山頂の境内


宝登山(497m、鬼石)は長瀞町にある桜の名所で、参道は桜見物の人で賑わっていた。下から登ろうと思ったが駐車場は有料だし、他はないかと地形図を見ると北側に車道を見つけた。ダメ元で行ってみると尾根筋に上がる登山口を見つけた。しっかりとした登山道で、勾配が増すと階段が作られていた。山頂は秩父市街地を見下ろす絶景ポイントとなったいた。往復26分。写真左は登山口、中央は山頂からの秩父方面


女岳(631m、鬼石)と男岳(540m、鬼石)は砂岩採石場となっており、その山頂部は削り取られ既に無い。それでも山ランの有効ポイントではあるので南側の車道を詰め、採石場の隣地となる植林地から確認してきた。車道に続いて破線が入っているが、それに沿う形で沢筋を上がり、なるべく急勾配を避けるように杉の植林地から採石場のトップまで上がった。あとはGPSの示す山頂位置を確認し足早にピストンした。往復50分。写真左は登り口の社、中央は植林地の急斜面、右はトップから見た採石場

群馬の山、高檜山

この2月に石神峠か板沢山、高檜山を狙ったが、新雪に阻まれ板沢山がやっとだった。そのリベンジにと今回は西側の小日向沢に沿う林道から取り付くことにした。小日向地区から林道を行くと中ほどの大きくクランクする位置で新しい崩落があった。その先も小さな崩落が続き1kmほどでクルマを余地に停めた。


高檜山(1315m、藤原湖)へ向かう林道は小さな崩落があるが歩くには支障はなく、林道終点間近にピンクリボンと尾根筋に上がる踏み跡を見つけた。杉の植林地を尾根筋を目指して直登すると残雪の窪地となり右側に顕著な尾根筋が見えた。上りあげた尾根筋は緩やかな勾配で灌木類は刈り払われていた。勾配が増してからもしばらく刈り払いは続いていたが1150辺りで刈り払いは終わり、アスナロの幼木藪となってきた。残雪を繋いだりしながら藪を避けつつ上ったが勾配がきつい上に踏み抜きも多くペースは落ちる。右からの尾根と合わせると、板沢山から続く尾根筋も東側に見えてきた。ここからはほぼ残雪歩きとなるが、腐った雪に難儀しながらようやく山頂を踏んだ。南東方向に一部開けているだけで、武尊山も木立に隠されていた。下山は往路をピストンした。登り1時間46分、下り1時間。写真左は刈り払われた尾根筋と高檜山、中央は山頂部

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