2012年03月

群馬の山、小黒檜山

山用のクルマを壊してしまい次のが来るまで雪道を走るクルマが無い。そこでアプローチがノーマル車でも可能で、残雪期に適した山を探した。赤城山系で登り残している小黒檜山は無雪期は薮漕ぎが必至ということでネットを漁ってみたら、ハイトスさんが積雪期に歩いているのを見つけた。


小黒檜山(1644m、赤城山)は赤城山系の主峰である黒檜山から北へ派生する尾根筋にある。積雪を考え登りは良く踏まれている黒檜山登山道とした。迷ったのは足元で、登山靴+アイゼンが常道ではあるが、気温が上がり雪が腐っていることも想定されたのでスパ長とした。案の定、雪は腐りズブズブでトレースを外すと簡単に踏み抜いてしまう。夏道は石がゴロゴロしていて登り難かった記憶があるが、その時よりも15分余計にかかり65分で黒檜山となった。広い山頂を北端に行くと北へ伸びる尾根筋の先に反射板が建つ小黒檜山が見えてくる。しかし急斜面の下りにトレースは無く、無垢な雪面に足を置くといきなり腰まで踏み抜いた。少し頑張ったがどうにもならずスノーシューを履きだすと沈み込みは極端に減り出した。勾配が急なのでスムーズとは言えないがスノーシューの威力をまざまざと感じた。鞍部からはほぼ平坦な尾根歩きとなり反射板が見えて来ると最後の登りとなりほどなく小黒檜山となった。黒檜山から1時間。写真左は黒檜山の北端から見た小黒檜山、中央は小黒檜山の反射板

下山は鞍部手前までピストンし、西側の車道に向けて急斜面を下った。スノーシューを履きながら尻セードで下ると、表層雪崩のような状態となるが立木が多いので拡大はしない。何回か繰り返すとコツをつかみ雪崩の先端部で滑り下れるようになる。立木も体を左右に振ると適当に避けられるので結構楽しい。あとは車道を辿って登山口に戻った。下山は1時間20分。4時間5分で周回した。

群馬の山、雨乞山、小野子山、中ノ岳、十二ヶ岳

2月26日の朝、山用クルマを雪道でスリップさせ廃車としてしまった。やっとのことで後継の中古車を見つけたので来週からは装備の移植が始まる。ということで今回は林道を行かないでも済む小野子山三山+αを縦走することにした。


雨乞山(931m、金井)へは林道峠山線を少しばかり行った小野子山登山口から取り付くことにした。登山口手前の東屋のある駐車場にクルマを置き、車両通行禁止のゲートを抜けると30m余りで登山口となる。コンクリート製の丸太型階段がしばらく続き15分ほどでNHK中継所のアンテナとなった。勾配を緩め少しばかり行くと小さなピークとなり、少し下ると再び尾根筋の登り返しとなる。終始ガスの中で視界は無く、ただひたすら登り続けた。ほどなく南北に広い雨乞山山頂となった。登山口から47分。写真左は林道からの登山口、中央は雨乞山山頂


小野子山(1208m、金井)へは少しだけ高度を下げ鞍部からダラダラと言った感じの登りが続いた。視界があれば榛名山や子持山の景観が両サイドに広がっているのだろうが、相変わらず厚いガスに覆われて展望はない。1000mを越えた辺りから雪がチラホラ見えるようになってきたが南斜面なのでさほどではなく、大した勾配もなく雪に覆われた山頂となった。真新しい山名標柱と方位盤の傍らには、それとは対照的に四等三角点標柱がベンチを枕に横たわっていた。雨乞山から53分。写真左は雪とガスの登山道、中央は山頂、右は真新しい方位盤


中ノ岳(1188m、上野中山)と小野子山は標高差20mであるが、一旦1000m近くまで標高を下げ、再び登り返すことになるのでかなりハードである。特に小野子山からの下りは北斜面で30~50cmの積雪があり慎重な下りとなった。ただこの日も足元はスパ長なのでそのストレスは登山靴の比ではないはずだ。登り返しは南斜面となるので極端に雪の量は減るがその分雪解けで足元はぬかるんでいる。ここもスパ長のお陰で大した苦もなく登り切った。小野子山から45分。写真左は急勾配の下りが続いている、中央は中ノ岳への稜線、右は中ノ岳山頂


十二ヶ岳(1201m、上野中山)へは雪の尾根筋を下ることになりかなり神経を使った。一度勾配が緩みもう一度下がると鞍部となる。鞍部には男坂・女坂の案内が建ち、少しばかり登ると分岐となる。男坂はそのまま尾根筋を上がるルートでかなりの急勾配である。途中ロープの下がる急傾斜をトラバース気味に登るとほどなく山頂となった。周囲に木立は無くさぞかし素晴らしい絶景ポイントなのだろうが雲の中で何も見えない。中ノ岳から34分。写真左はロープの下がる急登、中央はガスの中の山頂、右は下山路で遭遇したニホンカモシカ(ピントがあまい)

下山は男坂・女坂の標柱が建つ分岐まで戻り、林道峠山線に下ったが、雪のためか明らかな踏み跡は見つけられず、地形図上の破線を追うように急傾斜地を下りた。途中でニホンカモシカに遭遇し暫しのニラメッコとなった。前に遭遇した時もそうだったがニホンカモシカはある程度の距離まで逃げることなく、こちらを凝視し続けているのである。何枚か写真を摂ったが木立に邪魔されて全てがピンボケになってしまったのが残念である。45分で林道に復帰し、その後は70分の長い林道歩きとなった。計5時間36分で周回した。

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