横川PAで朝食を済ませ碓氷軽井沢ICまで来ると目の前にピラミダスな岩稜が見える。雄岩と雌岩の二つの岩峰が空に突き出た様は眺める分には申し分ないが、これから登るのかと思うと緊張感に包まれる。
高岩(1080m、南軽井沢)は上信越道・碓氷軽井沢IC手前にある高岩山トンネルが貫通する山で、ぐんま百名山の一つである。登山口は恩賀からとし入口にクルマを停めた。樹林帯の中の踏み跡は次第につま先上がりとなって来る。道案内の黄色いペンキは雄岩と雌岩のコルに向かい、ガレ岩のザレた急勾配となり25分でコルとなった。コルから岩稜の着部まで稜線を上がり、不動尊の岸壁直下をトラバースすると25m程の垂直チムニーとなる。岩の凹凸が多くホールド・スタンスは豊富である上に背中側の岸壁により適度にホールドされているので、クサリはほとんど使わずに登り切った。あとは痩せ尾根を少し行くと岩稜のピーク(雄岩)となり、360度の全方向のパノラマが広がっていた。眼下には紅葉に染まる西上州の山々を縫うように走る上信越道が見え、まるでジオラマを見ているような気分だ。登り45分。写真左は上信越道上り線の高岩山トンネルと高岩の雄岩と雌岩、中央は垂直チムニーを上部から見たところ、右は山頂から見た雌岩と女岩方向
女岩(1040m、南軽井沢)は高岩の北西方向300mにあるピークである。高岩からコルに戻り北に進み、雌岩(3m位の狭稜に続き10m位の残置ハンガーが連続する垂直壁の先)への取り付きを恐怖感で眺めながら通過した。少し行くと展望台のような岩稜となるが横目に先を急いだ。八風平への分岐を過ぎると直ぐに半円状の岩峰となる。GPSではこのピークが女岩のようである。なるほど辺りの岩峰はまさに男ぽい尖ったものばかりだが、この岩峰だけは女性のようになだらかで女岩の名前の由来なのだろうと無理やり納得させた。山名表示らしきものは見当たらなかった。高岩から35分、下山はコルまで戻り同じルートを下った。下り46分。写真左は女岩山頂、中央は女岩から見た高岩
千駄木山(997m、南軽井沢)は安中市と下仁田町の市町境にあり、妙義・荒船林道がピークの南側を東西に縦断している。ところがこの間の妙義・荒船林道を荒廃が進み廃道寸前とのことで辿ることは出来ない。そこで下仁田町側の林道を詰めて妙義・荒船林道まで登り上げ、適当なところから取り付いて登頂を目指すことにした。最初は九十九折りの林道のクランクから妙義・荒船林道に伸びる林道方向に進んだが、700m地点で深い轍に行く手を塞がれ退却した。思い直して元の林道を進み、鉄塔巡視路の案内標柱のある林道分岐まで進入した。丁度この林道分岐地点は尾根筋の乗っ越し地点だったので尾根筋に上がろうかとも思ったが、尾根筋の西側を沿うように伸びる廃林道を歩いた。100mばかり進み見切りをつけると斜面に取り付き急斜面の植林地をひたすら直登した。ほどなく頭上にガードレールを見え出すと勾配は更に増し妙義・荒船林道となった。登りついたところは林道擁壁の切れているところで、崩れた土砂が堆積しており取り付けそうだ。しばし迷ったが林道の状況も見たくなり、そのままピーク西側まで歩き北西尾根筋に取り付き急勾配を登り山頂に立った。三等三角点と4枚の山名板が下がっていたが雑木の中で大した視界はない。戻りは東側の尾根筋に進みコルから植林地の急勾配を下り予定通り林道との出合に降りた。あとは往路を丹念に辿りクルマに戻った。登り42分、下り26分。写真左は千駄木山南面の荒廃した妙義・荒船林道、中央は千駄木山山頂
御堂山(878m、南軽井沢)は下仁田町にあるぐんま百名山で、本宿から南西部に入り込む林道から登ることにした。林道は堰堤の手前で橋を渡り地図とは異なっていた。堰堤を過ぎると林道は茂みと化してきたので無理はせず余地でクルマを停めた。沢に沿って廃林道を1km近く歩くと林道終点となり登山道となる。とは言えど踏み跡は薄く、時々下がる赤リボンだけが頼りである。結局、地形図の破線とほぼ一致する形で沢筋を登ると枝沢との出合いとなる。破線は右手の沢に続いているが、合流部の尾根筋に赤リボンは下がっている。ひとしきり急勾配の尾根筋を上がると高石峠と御堂山を結ぶ尾根筋となった。ここから尾根筋を行くが踏み跡は尾根筋を離れ南斜面をトラバースし南尾根から山頂方向に伸びていた。トラロープの下がる急勾配を上がると目指す御堂山山頂は直ぐだった。三等三角点と山名板の下がる山頂からは妙義山が正面に見えた。登り61分、下り47分。写真左は沢筋からの枝尾根取り付き地点、中央は御堂山山頂
高岩(1080m、南軽井沢)は上信越道・碓氷軽井沢IC手前にある高岩山トンネルが貫通する山で、ぐんま百名山の一つである。登山口は恩賀からとし入口にクルマを停めた。樹林帯の中の踏み跡は次第につま先上がりとなって来る。道案内の黄色いペンキは雄岩と雌岩のコルに向かい、ガレ岩のザレた急勾配となり25分でコルとなった。コルから岩稜の着部まで稜線を上がり、不動尊の岸壁直下をトラバースすると25m程の垂直チムニーとなる。岩の凹凸が多くホールド・スタンスは豊富である上に背中側の岸壁により適度にホールドされているので、クサリはほとんど使わずに登り切った。あとは痩せ尾根を少し行くと岩稜のピーク(雄岩)となり、360度の全方向のパノラマが広がっていた。眼下には紅葉に染まる西上州の山々を縫うように走る上信越道が見え、まるでジオラマを見ているような気分だ。登り45分。写真左は上信越道上り線の高岩山トンネルと高岩の雄岩と雌岩、中央は垂直チムニーを上部から見たところ、右は山頂から見た雌岩と女岩方向
女岩(1040m、南軽井沢)は高岩の北西方向300mにあるピークである。高岩からコルに戻り北に進み、雌岩(3m位の狭稜に続き10m位の残置ハンガーが連続する垂直壁の先)への取り付きを恐怖感で眺めながら通過した。少し行くと展望台のような岩稜となるが横目に先を急いだ。八風平への分岐を過ぎると直ぐに半円状の岩峰となる。GPSではこのピークが女岩のようである。なるほど辺りの岩峰はまさに男ぽい尖ったものばかりだが、この岩峰だけは女性のようになだらかで女岩の名前の由来なのだろうと無理やり納得させた。山名表示らしきものは見当たらなかった。高岩から35分、下山はコルまで戻り同じルートを下った。下り46分。写真左は女岩山頂、中央は女岩から見た高岩
千駄木山(997m、南軽井沢)は安中市と下仁田町の市町境にあり、妙義・荒船林道がピークの南側を東西に縦断している。ところがこの間の妙義・荒船林道を荒廃が進み廃道寸前とのことで辿ることは出来ない。そこで下仁田町側の林道を詰めて妙義・荒船林道まで登り上げ、適当なところから取り付いて登頂を目指すことにした。最初は九十九折りの林道のクランクから妙義・荒船林道に伸びる林道方向に進んだが、700m地点で深い轍に行く手を塞がれ退却した。思い直して元の林道を進み、鉄塔巡視路の案内標柱のある林道分岐まで進入した。丁度この林道分岐地点は尾根筋の乗っ越し地点だったので尾根筋に上がろうかとも思ったが、尾根筋の西側を沿うように伸びる廃林道を歩いた。100mばかり進み見切りをつけると斜面に取り付き急斜面の植林地をひたすら直登した。ほどなく頭上にガードレールを見え出すと勾配は更に増し妙義・荒船林道となった。登りついたところは林道擁壁の切れているところで、崩れた土砂が堆積しており取り付けそうだ。しばし迷ったが林道の状況も見たくなり、そのままピーク西側まで歩き北西尾根筋に取り付き急勾配を登り山頂に立った。三等三角点と4枚の山名板が下がっていたが雑木の中で大した視界はない。戻りは東側の尾根筋に進みコルから植林地の急勾配を下り予定通り林道との出合に降りた。あとは往路を丹念に辿りクルマに戻った。登り42分、下り26分。写真左は千駄木山南面の荒廃した妙義・荒船林道、中央は千駄木山山頂
御堂山(878m、南軽井沢)は下仁田町にあるぐんま百名山で、本宿から南西部に入り込む林道から登ることにした。林道は堰堤の手前で橋を渡り地図とは異なっていた。堰堤を過ぎると林道は茂みと化してきたので無理はせず余地でクルマを停めた。沢に沿って廃林道を1km近く歩くと林道終点となり登山道となる。とは言えど踏み跡は薄く、時々下がる赤リボンだけが頼りである。結局、地形図の破線とほぼ一致する形で沢筋を登ると枝沢との出合いとなる。破線は右手の沢に続いているが、合流部の尾根筋に赤リボンは下がっている。ひとしきり急勾配の尾根筋を上がると高石峠と御堂山を結ぶ尾根筋となった。ここから尾根筋を行くが踏み跡は尾根筋を離れ南斜面をトラバースし南尾根から山頂方向に伸びていた。トラロープの下がる急勾配を上がると目指す御堂山山頂は直ぐだった。三等三角点と山名板の下がる山頂からは妙義山が正面に見えた。登り61分、下り47分。写真左は沢筋からの枝尾根取り付き地点、中央は御堂山山頂