2011年06月

群馬の山、叶山、大平戸山、立処山、城山(神ヶ原)

今日は午後から仕事が入っていたので、急ぎ足で西上州の4山を巡ってきた。


叶山(1000m、両神山)は山頂部が採石のため削り取られてしまっている。そのため山頂南側の二等三角点(点名:叶山)のあるポイントを仮のピークと定めた。このポイントは1997年に四季の山紀行通信さんが登られているので、同じルートを辿ることにした。国道299号線から林道所ノ沢線を入るとほどなく二股となる。この分岐を安曇幹線1号線219号・220号の鉄塔巡視路となる右側に進むと林道は次第に荒れてくるが、行けるところまでと強引にクルマを進めた。標高900m近くで林道は終点となり、その先は鉄塔巡視路となった。夜明けを待っていつものように車中泊とした。4時過ぎに起き出して鉄塔巡視路に入った。ほぼ水平のトラバース路が行くと右斜面の上方にガードレールが見えてきた。222号鉄塔への巡視路分岐標示があったが余りにも急勾配なのでそのまま踏み跡を歩いた。ほどなく枝稜線となり南側ピークへ上がり、方向を北に変え小さな鞍部を過ぎると二等三角点ピークとなった。雑木の中で視界は無いが南側斜面下には採石場の関連施設らしきものが見えた。戻りはどうしても気になったガードレールの正体を確認に行くと、尾根を切り通した車道が南北に走っていた。地形図を見ると南側に車道があるので、この車道が採石場まで続いているのかもしれない。急斜面を下りトラバース路に復帰してクルマに戻った。往復33分。写真左は二等三角点のある最高点、中央は北側にある城山から見た叶山で採石場後方の高みが二等三角点峰


大平戸山(965m、両神山)は神流町と上野村の市町境にある。山の南西部の野栗集落から野栗神社への道を入り、神社を過ぎると本格的な林道となる。野栗峠付近で伐採作業か行われているので林道は良く整備されていた。林道が西から東へ向きを変えるクランク地点は山頂からの枝尾根上であり、ここから取り付くことにした。ここは鉄塔巡視路の入口でもあり踏み跡を辿ると林道となり、これを越えて稜線上に乗った。勾配は急だが一気に駆け上がり平坦な山頂となった。三等三角点とKUMOさんの山名板があった。往復26分。写真左は平坦な山頂、中央は城山から見た大平戸山で前方に見えるのは立処山


立処山(730m、神ヶ原)は神流町神ヶ原地区の南側にあり、鍾乳洞があることで知られた山である。古鉄橋近くにクルマを置き登山口に向かうと、畑越しに登山道が続いていた。防獣ネットを抜けるとほどなく急勾配が始まり、岩がゴロゴロする登山道を九十九折りに登った。目の前に大きな岩が見えだすと勾配はさらに増し鍾乳洞となった。鍾乳洞の入り口からは冷気が吹き出しており、山中での思いもよらぬエアコンの出現にしばし休憩を入れた。ここからは大岩を巻くように西峰に上がり、東に尾根筋を行くと岩場を越えて山頂となった。山頂からは絶景が広がり、登り来た叶山や大平戸山、北側にはこれから登り行く城山が見える。登り34分、下り26分。写真左は登山口近くの古鉄橋から見た立処山、中央は山頂で後方は叶山


城山(922m、神ヶ原)は神流町神ヶ原地区の北側にある急峻な山である。地形図を見ると破線は北側の尾根筋から伸びているので、その破線に続く林道ながたわ線に国道462号線から入った。林道をしばらく走ると中央テレビアンテナと書かれた案内板があり、その方向に行くと崩落により道は半分ほど塞がれていた。幸いにも一人でも動かせそうな石だったので10個近くを移動して車幅を確保して通過した。ところが次は防獣ネットで道は塞がれていた。先の林道はまだまだ進めそうなのでネットを開けてクルマを進めた。夏草の茂る林道は狭くクネクネしてるが、いつものように行けるところまでと強引そのものだ。朽ち果てたパスを過ぎるとちょっとした平場となったが、再び防獣ネットが行く手を塞いだ。バスのところまでバックしてクルマを降りた。下から見上げたら急峻だった城山も、手を伸ばせば届きそうに近いところまで来ていた。防獣ネットを抜けると草に覆われた廃林道から尾根筋に向かう踏み跡があり、そこに取り付くとネット際に踏み跡は続いていた。しばらく行くと踏み跡はネットを離れ北側の尾根をめがけてトラバースしており難なく尾根筋に乗った。あとは小さなアップダウンで岩場を巻き上げると山頂となった。南側が伐採されており、叶山やその後方の両神山一帯が一望できた。往復33分。写真左は取り付き地点から見た城山で南側には叶山が見える、中央は城山山頂

群馬の山、城山(国峰城跡)、紅葉山、天狗山、城山(八束山)、牛伏山、子王山、庚申山

梅雨の合間をぬって高崎周辺の山に登ってきた。


城山(430m、上野吉井)は甘楽町にある城址跡である。中ツ沢地区から国峰城跡の案内に従い車道を入ると城地区を抜け林道となる。行けるところまでとクルマを進めると、城山頂上326mとの案内標柱の立つ階段となった。早速、クルマを停め登山道に入ると勾配が急なところは木段となっており直ぐに山頂となった。山頂には小さな社が並び、傍らに本丸の標柱と国峰城跡の説明板があった。往復15分。写真左は登山口、中央は山頂の社


紅葉山(250m、上野吉井)は甘楽町にあり、福厳寺の裏山で戦国時代は小幡氏国峰城の見張り台が置かれていたとのことである。福厳寺の霊園の中をクルマで登ると山頂部は紅葉山公園となっていた。頂上には東屋があり展望台となっていた。写真左は紅葉山公園、右は山頂


天狗山(667m、上野吉井)は甘楽町にあるぐんま百名山の一座だ。地元ではお天狗さまと呼ばれており、白倉神社の祭られている山域全体を天狗山と呼んでいるようだ。宝積寺近くまで来ると車道の分岐には「お天狗山」と書かれた標柱が出て来る。案内に従い林道を行くと、作られたばかりの林道となり小さなロータリーとなると登山口となった。緩やかな登山道を行くと直ぐに尾根筋となり白倉神社との分岐となった。ここからが本格的な山歩きかと思えば、なんと直後に山頂となってしまった。四等三角点はピークを少し行った所にあった。拍子抜けのぐんま百名山だった。往復12分。写真は整備されたばかりの登山口、中央は天狗山山頂


城山(453m、上野吉井)は高崎市にあり、地元では八束山と呼ばれているようで城山との表記は皆無だった。林道大沢八束線を行き、東南尾根から取り付いた。尾根筋は終始急斜面で立木に掴まりながら必死に登りピーク東端となった。北側は伐採され高崎市街地を見ながら西に少しばかり行き、堀跡を越えると山頂となった。3つあった山名板にはすべで八束山と表記されていた。往復27分。写真左は取り付き地点、中央は城山山頂だが表記は八束山


牛伏山(491m、上野吉井)は高崎市にあり、城山(八束山)の東に位置している。山頂一帯は牛伏山自然公園となっていて、車道が山頂まで続いていた。山頂には琴平神社や鐘堂、NHKのFMアンテナ塔があり、その奥に三等三角点があった。ここもぐんま百名山だ。写真左は駐車余地でクルマ止めの奥が山頂、中央は三角点とピーク


子王山(551m、藤岡)には登山ルートが2つあり、そのスタート地点はそれぞれ茶屋となっている。ひとつは見晴らし茶屋でもう一つは二千階段のかあちゃん茶屋だ。二千階段、かあちゃん茶屋とは何ぞや? となれば登山口は自ずと決まるw 二千階段は長い藤棚を抜けると始まるが、ステップ幅は狭く歩きやすい。最初と中間部の男坂、そして最後の登りが急勾配でかなりきつかった。山頂には三等三角点と石祠があった。往復32分。写真左は山頂直下の二千階段、中央は山頂の石祠


庚申山(189m、藤岡)は藤岡市街地に近く総合公園となっており、多くの市民がウォーキング等に勤しんでいた。たまたまクルマを停めた場所は女坂の入口の所で最短コースだったようだ。歩きだすとほどなく展望台のある山頂となった。ここもぐんま百名山の一つだった。往復10分。写真左は登り口にあった案内表示板、中央はぐんま百名山の表記がある山名板

群馬の山、御巣鷹山、蟻ヶ峰

御巣鷹山は群馬の山を始めた時からいつかは登らなくてはと覚悟していた。そこでネットで調べてみると、あの事故のあった現場は御巣鷹山から南へ1.5km近く離れていたが、地図の中で一番近くにあった山が御巣鷹山だったということが真相らしい。そこで報道では現場付近を"御巣鷹の尾根"と呼ぶようになったらしい。実際の御巣鷹山は県境尾根から枝尾根を下った先にある人知れぬ薮山みたいだ。下仁田ICから県道45号線を進み南牧村から上野村に入り、124号線で長戸沢に向かった。新しいトンネルをいくつか抜け整備された舗装道を行くと登山口駐車場となった。夜明けを待ちいつもの通り車中泊を決め込んだ。


4時半過ぎに御巣鷹の尾根・昇魂の碑登山道口を入った。良く整備された登山道を上がると慰霊の園となり、30分で昇魂之碑となった。手を合わせ御霊の安らかなることを祈った。左右に立ち並ぶ墓標に手を合わせながら尾根を上がると慰霊の園を抜け"御巣鷹の尾根"の尾根筋となり本格的な登りとなる。シャクナゲを主体とした植生で、シャクナゲの根や枝を手掛かりに 攀じ登った。1時間で県境尾根となり北に向かった。尾根筋にはしっかりした踏み跡が続き軽快に日航ノ頭(1922P)を過ぎるとひときしり登りとなって大蛇倉山(1962P)となる。この山頂で植生は一変し一面のシャクナゲとなった 。取り付き地点を見つけるのにちょっとばかり手古摺ったが、山名板横の踏み跡を入ると急勾配の下りが始まった。一歩一歩シャクナゲの根の足掛かりを探りながら下降した。降りきってからもシャクナゲの密生は続くが、枝払いされた踏み跡となっており歩き難いことは無い。高岩を過ぎシャクナゲ帯を抜けるとほどなくシラビソの小ピークである舟留(1815m)となった。ここからは県境尾根を離れ北東方向に進むが、目指す御巣鷹山は200m近く高度を下げることになる。尾根筋は倒木が多く稜線が太い分踏み跡は薄いが、1747Pで方向を東に変え急斜面の下りとなる。この辺りはスズタケ薮となるが獣道を兼用した踏み跡は明瞭で迷うことは無い。勾配を緩めるとほどなく御巣鷹山が目の前に現れた。岩場の灌木に掴まりながら這い上がると直ぐに山頂となった。日航機事故でその名を知られるようになったが、その実態は尾根筋に突き出た20m程の岩稜の三等三角点峰であった。写真左は大蛇倉山北側の急勾配地のシャクナゲ、中央は舟留から直ぐの尾根筋、右は御巣鷹山山頂


ここからは折り返しとなり、舟留までを登り返し、大蛇倉山手前の急勾配を腕力で這い上がり、御巣鷹の尾根の分岐まで往路を辿った。この間は300mの登り返しとなったが既知のルートでもありのんびりと戻れた。御巣鷹の尾根の分岐では想定時間よりもかなり早かったので蟻ヶ峰をピストンすることとしそのまま県境尾根を南下した。尾根筋を緩やかに下り鞍部となると長野県側の巻き道となった。この巻き道は尾根筋のアップダウンを吸収し緩やかな登り勾配が続きピーク手前で尾根筋となり、ほどなく蟻ヶ峰山頂となった。西側の長野県側は伐採されていたが生憎の曇り空で僅かな展望のみだった。下山は往路を忠実に辿り登山口に戻った。写真左は蟻ヶ峰山頂、中央はハンディ機片手に交信中

登山口(4:34)→県境尾根分岐(5:36)→舟留(6:53)→御巣鷹山(7:29-7:44)→舟留(8:30)→県境尾根分岐(9:41)→蟻ヶ峰(10:11-10:26)→県境尾根分岐(10:52)→登山口(11:36) 全行程7時間2分。

群馬の山、社壇ノ頭、焼山、山吹ノ頭、雁掛ノ頭、赤岩岳、大ナゲシ、蓬莱山、諏訪山

前夜、日影山を下山した21時過ぎに下仁田町まで下って、ラーメンで腹ごしらえし、コンビニで明日の食糧を仕込んだ。当初の予定では群馬・埼玉県境を東から西へ辿るつもりだったが、最後に登ろうと計画していた社壇ノ頭が近いので逆回りに辿ることにした。南牧村から上野村へとクルマを走らせ、野栗沢から帳付山の登山口となる天丸橋を通過して社壇乗越まで来た。ここは2009/11/29の帳付山・天丸山の時に歩いているので2度目となる。切通しの余地で23時過ぎに車中で横になった。


社壇ノ頭(1221m、両神山)は天丸山から北へ伸びる尾根上にあり、さらに北側に尾根筋を下ると雨降山がある。林道から尾根筋への階段を上がると案内板が建っている。川和(不二洞)方向に進めば社壇ノ頭となるので、峡稜の尾根筋を北に向かった。中程の大岩を越え、一登りすると山頂となった。山名表示は見当たらず、多分KUMOさんの物であろう布製テープだけが下がっていた。往復25分。写真左は社壇乗越の階段、中央は社壇ノ頭


焼山(1530m、両神山)、山吹ノ頭(1510m、両神山)、雁掛ノ頭(1443m、両神山)は群馬・埼玉県境にあり、帳付山・天丸山からの尾根続きである。この3山は山ラン仲間のDJF局(等高線の狭間から)が2005年に登っており、そのルートをなぞることにした。山行記通り、天丸トンネルの手前のガードレールから取り付いたが、どうも先がはっきりしない。小さな沢筋から強引に急斜面を登り左の枝尾根に上がった。50mほど高度をあげると目の前に踏み跡が現れた。多分これは峠道の名残りなのだろうか、ほどなく助六となった。石祠のある峠を右に向かいまずは焼山を目指した。緩やかな尾根歩きも直ぐに急勾配となり、最後は突き上げるように登ると焼山となった。山名表示はなくKUMOさんの布製テープだけだった。早々と山頂を後にし六助に戻ると、群馬側に巻き道らしき分岐があったが間違いのない尾根筋を上がった。鞍部に降りると巻き道と合流するが埼玉側の巻き道となった。明瞭な踏み跡なので今度は巻き道に入った。山吹ノ頭の西側の枝尾根となるが余りにも急勾配であり、そのまま巻き道を進むと防獣ネット沿いとなる。ピークの真南まで来ると防獣ネットは南北に張られていた。かなりの勾配だが防獣ネットを手掛かりに登るとピーク南東の尾根筋となった。少しばかりの岩稜ではあるが、灌木を頼りに危なげなく山頂となった。枯れた幹に宗四郎山と表記があったが、近くの白いマーキングテープに山吹ノ頭と書き入れた。次の雁掛ノ頭へは登り来た岩尾根を下り、再び防獣ネット沿いに歩いた。次のピークの下りは登り返しを考えると憂鬱になるほどの急勾配だったが、鞍部からは緩やかに登りとなり雁掛ノ頭となった。幹に巻かれた赤テープに辛うじて山名があり、それと分かるピークで眺めはない。戻りはピークへの登り返しが嫌で埼玉側をトラバースしたが、結局薮漕ぎとなり中津川方向からの防火帯尾根を登ることになり徒労に終わった。その後も踏み跡を外したりしながらやっとのことで登山口に降り立った。全行程3時間33分。写真左は焼山、2番目は山吹ノ頭、3番目は雁掛ノ頭


赤岩岳(1570m、両神山)、大ナゲシ(1532m、両神山)は群馬・埼玉県境にあり、八丁峠を挟んで両神山へも連なっている。登山口は小倉沢からとしてニッチツの廃屋が建ち並ぶ中に入ったが、前途多難なスタートとなってしまった。というのは登山口を通り過ぎてしまい、新しい堰堤の方に進んでしまったのである。戻れば5分も掛からないけど面倒になり、気が付くと尾根筋に這い上がっていた。尾根上には踏み跡はほとんどないが、灌木類は刈り払われており難なく登った。40分で正規ルートと合流したが、その後の急勾配は半端ではなく九十九折りが続きやっとのことで赤岩峠となった。この間で約450mを上げたわけで8割方は登り切った気分になっていた。ところが2つ目の試練が待っていたのだ。そまのの尾根筋を赤岩岳に向かって歩くと眼前には直立する岩壁が迫ってきた。踏み跡を追い岸壁を左右にトラバースを繰り返し灌木に掴まりながら高度を上げる。30cm幅程度の5mテラスも立木と岩の角で保持しながら横切った。そして2つ目のテラスで諦めた。こんな場所いくつ命があっても足りやしないと撤退を決めたのだ。傷心で下る途中、赤岩峠からちょっとのところで岩峰を群馬側に回り込むルートを見つけた。これは北側の尾根筋から岩稜を登るルートであっていとも簡単に赤岩岳山頂となった。何のことは無い、最初に取り付いたのはクライミングのルートだったみたいだ。もう少しで死ぬところだった(´・ω・`;A) 生憎ガスに覆われた山頂からの展望は無かった。次の大ナゲシへは赤岩峠に戻り、1493Pから県境を離れ北に向かう枝尾根に乗る。ピークまで100mを切ったところでここでも直立する岸壁と対面することになった。真上からトラロープとザイルが無造作に下がっている。左側を見ると踏み跡があるので別ルートもあると思ったが、次の瞬間両手はロープを握っていた。適当な足場の確保が難しく、腕力頼りでロープを引き寄せて登り上げた。そして山頂直下の岩場を這い上がると大ナゲシ山頂となった。三等三角点と山名板があるピークだが、ガスの切れ間から登り来た赤岩岳がかすかに望めるだけだった。慎重に下山し正規のルートで登山口に戻った。全行程4時間26分(内、赤岩岳での道迷い30分) 写真左は赤岩岳山頂、2番目は大ナゲシ山頂直下の岩壁、3番目は大ナゲシ山頂


蓬莱山(1377m、両神山)、諏訪山(1207m、両神山)は群馬・埼玉県境にあり、林道金山志賀線は両山間の中程で稜線の直ぐ横を通っている。ここから取り付けば比較的簡単に両山に登れると考えた。案の定、稜線のそばを林度が通っていたので余地にクルマを置き取り付いた。まずは先に高低差のある蓬莱山に向かった。登り一辺倒の尾根筋で迷うような箇所はないが勾配はきつい。山頂は北側が伐採されていてさぞや好展望なのだろうけどガスで何も見えなかった。一気にクルマのところまで下って次の諏訪山に向かった。こちらの方は高低差はあまりないが、途中のアップダウンと山頂直下の急傾斜では息が上がるばかりで足は上がらず、やっとのことで山頂となった。山頂には行政の山名表示と三角点、社があったがここもガスの中で展望は無かった。ピストンで下った。蓬莱山往復48分、諏訪山往復40分。帰りは藤岡市の桜山温泉センターで汗を流し、XYS局のところに立ち寄り四方山話でしばし盛り上がり家路に着いた。写真左は蓬莱山、中央は諏訪山

群馬の山、耳二ツ山、南小太郎山、日向山、日影山

午後から時間が出来たので、西上州の気になってる山に行くことにした。それは耳二ツ山で今はゴルフコースとなっているが、国土地理院の地図では山名が印刷されているのだ。そうなれば山ランも自動的に有効と言うことになり確かめないわけにはいかない。


耳二ツ山(650m、上野吉井)。午後4時半過ぎのゴルフ場には数台のクルマがあるだけで既にゴルファーは居ない。事情を話しクラブハウス横の作業道を歩きだした。17番ロングホールのファーウェイの中央近くに残り距離表示の赤白の丸看板があり、GPSからするとこの辺りがピークだったのだろう。グリーンの先は御荷鉾山で、ここから打つショットは気持ちよいに違いない。一度ラウンドしてみたいものだ。写真はクラブハウス前から見た耳二ツ山方向


南小太郎山(1410m、神ヶ原)は赤久縄山の西側にあり、御荷鉾スーパー林道の杖植峠が登山口となる。まだ夕方の6時前なので明るいし、明日に備えて仮眠するには余りにも早い。そこで地図を広げてみると、御荷鉾スーパー林道沿いに未踏の山を3座見つけた。そうなると善は急げであるw 林道を西に向かって走ると杖植峠のかなり手前で林道に沿う形で尾根上に伸びる踏み跡を見つけた。よくよく見ると案内板があり、神流マウンテンラン&ウォークのコースなのである。このコースは2日前に歩いた白石山、千軒山の神丸尾根の延長戦にあり良く整備されているのを知っていたのでここから取り付くことにした。刈り払われた登山道を歩くとほどなく白髪山となった。この白髪山と北東に位置する白髪岩は山ラン有効ポイントではないが、白髪岩には現存してることが3つしか確認されていない原三角測点があるということで有効ポイントとなることは必至であろう。緩やかなアップダウンで1478Pを過ぎると神流マウンテンラン&ウォークのコースは持倉方面へ分岐し、その先は笹原の踏み跡となった。とは言えどしっかりした踏み跡で道を迷うことはなく南小太郎山となった。登り口よりも70mも高度下げていたw 山ランのゲットに手古摺り下山する頃には薄暗くなり、クルマに戻った時にはライトが無いと辺りは見えなくなっていた。登り25分、下り30分。写真左はルート途中にある白髪山、中央は南小太郎山


日向山(1448m、神ヶ原)は杖植峠の西側で、下仁田町と神流町の町境にある。御荷鉾スーパー林道をさらに西に走ると、林道南側にある日向山まで200mを切り、取り付きやすそうな適当な場所にクルマを置き山に入った。手持ちライトの明かりだけで、膝丈ほどの笹薮の中をGPSを頼りにピークを目指した。少しばかり勾配を増すと直ぐに日向山となった。雑木林の中の笹原のピークには山名板が2枚下がってた。戻りはGPSの軌跡を忠実に辿った。これってGPSが可能とした正にGPS登山だなw。往復15分。写真は日向山山頂


日影山(1407m、神ヶ原)は日向山のさらに西側にあり、ピークは下仁田町と神流町、さらには南牧村の町村境にある。御荷鉾スーパー林道をさらに西に向かうと、八倉峠の手前で工事中のため通行止めとなってしまった。諦めようかとも思ったが大した距離ではないとゲートを越えて歩きだした。ほどなく舗装道から砂利道となると二股となり地図に従い右側に進むと、八倉峠手前で道は崩落し新たにコンクリート法面となっていた。この時点でやっと通行止めの理由が分かり、林道の二股まで戻り左側に進んだ。この道は新しく作られた付け替え道路で間もなく八倉峠となった。峠には3基の石塔が佇んでいた。石塔の裏に回り込み薄い踏み跡をライトで照らしだし忠実に追った。取り付き直後の勾配がきついだけで尾根筋となると勾配は緩み、少しばかり勾配を増すと日影山となった。山頂には二等三角点が鎮座していた。登り39分、下り30分。写真左は八倉峠の石塔、中央は日影山山頂で手前は二等三角点

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