2011年05月

2011・つくば100キロウォークを完歩

2年前の桐生100キロウォークは56kmでリタイアしてしまった。そのリベンジにとつくば100キロウォークに参加した。この大会は長年桐生のウォークに係わっていた中村宏(実行委員会代表)さんが計画立案の中心となって立ち上げた大会で、昨年の第一回・80kmをランクアップし100kmとした第二回目の大会である。スタートは土曜日13時と言うことで、10時30分に仕事を切り上げ会場に向かった。天気予報通り栃木は朝から雨だったが、県境を越えると曇り空となった。12時前に会場に着くと多くの参加者が受付中で、その中に中村さんを見つけ挨拶させて頂いた。山歩きの仲間である細谷さん御夫妻、桐生を含め10回目の100kmとなる赤羽根さんと山談義となる。その際に肉刺対策を伝授され完歩への大きな一歩となった。


13時、少しばかり早い梅雨と季節外れの台風が接近する中スタート地点のつくば山口バス停(旧筑波鉄道・筑波駅跡)を歩き始めた。この大会のコースは旧筑波鉄道の線路跡に作られた「つくばりんりんロード」の中間点を起終点とする3つのパートから出来ていることを歩き出してから知るという極めて呑気なスタートだ。まず最初のパートはりんりんロードを南下し、つくば古道・平沢官衙遺跡を周回する20kmで、途中少しの登りはあるが足慣らしとしては丁度いい感じである。ラン仲間の古口さんと森田さんといろいろ話をしたり、山仲間の細谷さんからは普段聞けない話を沢山聞かせてもらった。と言うことで、このパートは11.5分/kmでクリアし、目標とする12分/kmを上回り順調な序盤となった。到着順はほぼ真ん中あたりだろう。20分の休憩で次のパートに入った。りんりんロードを北上し岩瀬駅で折り返す40kmの区間を古口さんと森田さんと一緒に歩きだした。時折小雨は落ちてくるが雨具を着けるほどでなく、次第に暗くなる中で会話は途切れがちとなり30kmポイントの真壁休憩所を向かえた。ここでコロッケとキュウリの浅漬けでエネルギーを補給し本格的な夜間区間に突入した。先行者のLED点滅灯を追うように付かず離れずの距離を保ちながら黙々と歩いた。岩瀬駅の40kmのチェックポイントには120番台で入り、バナナ半切れを補給し、靴下を履き替えたが左足の甲が少し痛むだけで肉刺は出来ていない。折り返すとほどなく眠気が襲ってきた。同伴者二人の後方を夢遊病者のように歩き、日にちをまたぐ頃より雨足は強くなり傘を差した。戻りの真壁休憩所では温かいカフェオーレで再び力をもらいひたすら歩いた。58km地点にあるコンビニでオニギリ3個を仕込み、その内の一つを空腹の胃袋に放り込み、それと同時に眠気も薄れつくば山口に戻った。この間は3回の休憩もあり12.7分/kmとやや時間を要したがペースとしては順調で、丁度100番目くらいの到着だった。写真左はスタート地点、中央はまだまだ元気なお二人、右はコース前半のつくば道 




この頃になると台風の影響だろうか雨足が強くなり足元が濡れることを嫌い下だけカッパを着た。しかしここまで一緒に来た二人は様子が少し違っていた。雨で体を濡らしたための冷えから来る疲労感と睡魔が輪をかけて中々立ち上がらないのだ。周りの参加者も同様で、戻って来る人の大半は再スタートする気配がない。足の重い二人にとりあえず行けるところまでで良いから行こうと説得し、50分間の長い休憩を挟んで土浦に向け再スタートした。この時点で左足の小指が痛くなり肉刺ができているようだが、歩きだせば痛みは遠びき動きには支障はない。けれども同伴者のペースは上がらず、仕方なく言葉に甘え単独で歩き始めた。普段の山歩きで脚力がアップしてるのだろうか、80kmの折り返しとなる土浦までは10.5km/分となる3時間半でクリアした。配給されたクリームパンで空腹を満たし、靴下を履き替えると左足には肉刺が2つ出来ていた。立ち上がるのがやっとで歩けるような状態ではなかったが、激痛を我慢して動きだすと次第に痛みは和らいで来る。止まったりペースを変えたりすると痛みが増すので一定のスピードで歩いた。そんな中で力を増す出来ことが起きた。84km地点でリタイアを覚悟していた二人との嬉し涙の再会だった。その後のことは苦しかったことしか記憶が無い。次第に強まる風雨の中でペースは落ち、最後の10kmはただただ我慢の連続となりやっとのことでゴールとなった。このパートは11.6km/分で歩き、トータル21時間12分25秒、67番目の完歩だった。最終的には296名がスタートしゴール出来たのは156名ということで完歩率52.7%というハードな大会となりました。そして古口さんと森田さんも156名の一人となるというハッピーエンドの結末を迎えが、それは書き用のないほど劇的な完歩でした。スタッフの皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございます。写真左はゴール直後の雄姿、中央は完歩証、右はコース図

群馬の山、十二山、駒見山、荒神山、栗生山、三境山

一週間前に登山口で呼び戻され登ることのできなかった山に登ってきた。

IMGP2440IMGP2446110526十二山
十二山(797m、大間々)は鳴神山の西に位置し桐生市とみどり市の市境にある。これといった登山口があるわけではないようなので、南側を東西に入る林道梅田小平線から取り付くことにした。林道北側はコンクリート吹き付けの法面が続き、僅かな切れ間から植林地に足を踏み入れた。間伐材の転がる急斜面から右側の枝尾根に上がり、幾分勾配を緩めた枝尾根を辿るとほどなく山頂となった。三等三角点と山名板がある山頂は雑木林の中で視界はない。下りで尾根の分岐でミスルートしタイムロスしてしまった。往復35分。写真左は急勾配の植林地、中央は山頂

IMGP2458IMGP2464110526駒見山
駒見山(600m、大間々)は先の十二山の尾根続きで同様に市境にある。登山口はいくつかあるが、林道梅田小平線を小平へ下り鍾乳洞公園の東側からとした。ところが登山道の案内は皆無で、集落奥の民家のお年寄りに道を教えて頂いた。民家横にある配水タンクの手前にクルマを置き、作業道を歩きだすと直ぐに沢筋となる。沢筋に沿い踏み跡が続き15分で駒見峠となった。ここからは勾配を増した尾根筋を登り切ると山頂となった。山頂は雑木の中の平坦地で山名板でそれと分かるものだった。下山は西側の高倉山を経由して周回した。高倉山には三角点があり、少し下ったところには3基の石祠が祀られていた。中央の石祠は屋根が落ちていたので元に戻した。これも東日本震災の爪跡なのだろうか。ほぼ一時間で周回した。写真左は駒見山山頂、中央は高倉山の西の方にあった3基の石祠

IMGP2466IMGP2469110526荒神山
荒神山(624m、大間々)は桐生市みどり市の市境にあり、ぐんま百名山の一つだ。地形図を見ると山頂近くまで車道が続いているので、行けるところまでとクルマを進めた。途中、今回の地震で一部路面に亀裂が入っている箇所があったが、難なく荒神神社のある山頂直下まで進入出来た。案内標示を入ると僅か2分で山頂となった。二等三角点と立派な山名標の建つ山頂だが展望はほとんどない。往復3分。写真左は山頂直下の登山口、中央は山頂

IMGP2479IMGP2482110526栗生山
栗生山(968m、上野花輪)は桐生市にあり、赤城山の東に位置するぐんま百名山の山である。登山口は南側の栗生神社からが一般的なようだ。地図では栗生神社の大分手前で車道は終わっているが、実際には神社まで続き社殿横にクルマを停めた。登山口はその奥にあり、入ると直ぐにコンクリートの林道?となった。こんな急勾配は半端なクルマじゃ登れないな、などと考えながら歩くとほどなく山道となった。踏み跡は植林地の谷筋に急勾配を避けるように九十九折りに作られ、左右の尾根筋からは大岩がせり出している。やっとのことで尾根筋に上がり右にひと登りすると山頂となった。三角点標石と山名板のある山頂からの視界はない。下山は往路をピストンした。登り29分、下り22分。写真左は谷筋まで転がる岩、中央は山頂

IMGP2501IMGP2505110526三境山
三境山(1088m、沢入)は草木ダムの東側にあり、みどり市と桐生市の市境にある。予定の4山を登り終えたが、まだ時間的に余裕があるのでもう一つ登ることにした。草木ダムから三境林道を行くと登山口となる三境隧道となった。天気は下り坂で少々小雨交じりだが、山頂まで直線距離で900m弱で高低差もさほどないので1時間もあれば往復できるだろうと登山口を入った。三境隧道の通る尾根筋に上がるまでは植林地の中の急勾配となっていたが、その先はアップダウンの尾根歩きとなる。途中からは火山岩?のような岩が点在する尾根筋となり、次第にその数は増し山頂直下ではゴロゴロ転がる岩を渡るように登った。ほどなく石祠、三等三角点標石のある山頂となった。山名板はいくつかあったが、この山域に多いすかいさん製のこげ茶色の山名板が目を引く。下りは往路をピストンした。往復52分。写真左は石の庭園のような尾根筋、中央は山頂

鉄塔巡視路から百村山

栃木の全山は登り終えたが、山ラン未ゲットの山が7つ残っている。今朝はその一つに登ってきた。昨夜は野球り練習があったので、いつもの"花"でたっぷり飲食して、酒の勢いで車中泊を決め込んだ。3時間余りの睡眠でまだアルコールが完全には抜けていないようだったが、夜明け前に登り口となる木ノ俣林道に向かった。百村山登山口から取り付く予定だったが、いつもの怠け癖が出て鉄塔巡視路まで来てしまった。やっぱり近いに越したことはないw

IMGP2397IMGP2403110521百村山
巡視路入口手前は工事中で足場用階段の登り口にはトラックが置かれていたので、少し離れたところにクルマを停めた。階段を上がるとほどなく枝尾根の急勾配か始まった。鉄塔巡視路なので木段が作られ、手摺代わりにトラロープが張られていた。10分で尾根筋の登山道に合流すると西に方向を変える。緩やかな登りで始まり、勾配を増すとカタクリの自生地となりほどなく山頂となった。山頂には3等三角点と大きめの山名板が下がっていたが、立木の中で眺めはほとんどない。往復42分。写真左は取り付いた急勾配の枝尾根、中央は山頂

松木渓谷から国境平~三俣山、黒檜岳、大平山を周回

烏ヶ森の住人さんの「松木渓谷から三俣山~大平山周回」を見てから、この山域はこのルートをなぞると決めていた。一番の課題は未体験ゾーンの松木渓谷で、それも日帰り周回のためには暗がりでの沢歩きが求められる。そんなわけでスタート時間を午前2時として銅親水公園の駐車場で横になった。

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気が高ぶり寝付くことができず1時25分、少し早目の出発となった。足元はいろいろ考えた末にスパイク長靴とした。旧松木村跡を過ぎ大ナギ沢を渡ると極端に道は荒れだし崩落の連続となる。出来るだけ河原は歩きたくなかったので必死で落石を乗り越えた。スタートから約2時間で薙のような大崩落地帯となり完全に道型は消え、踏み跡は河原に続いていた。ほどなく流れのそれとは異なる水面を叩く音に包まれると目の前に堰堤(松木川6号ダム)が現れた。2段の堰堤でライトの明かりだけでは薄暗くてどちらを巻けば越えられるのか見当がつかない。最初に右岸に取り付いたがとても上げれる傾斜ではなく、左岸側に行くが長靴への浸水はまぬかれない深い流れだ。そうこうしているうちに空が白みだし辺りが見えだしてきた。左岸の堰堤2段目にステップが付けられているのが見えてきたので、右岸から一段目に上がり堰堤を横切り2段目に上がろうとした。ところが高さ1m位のコンクリート壁3段の足掛かりがスパイクのためグリップできず、仕方なくコンクリート壁の右側の斜面を灌木に掴まりながらよじ登ると、2本のトラロープが下がり2段目に降りることができた。ここからはステップで堰堤を越え、直ぐに2つの沢(三沢、小足沢)を相次いで渡渉したが、このダム越えで30分も費やしてしまった。やっとライト無しでも歩けるようになってくると松木川の様相がつかめて来る。両岸は次第に近付き流れは細くなるが、その分勢いを増してくる。大きな石がゴロゴロと無造作に並び歩き難いばかりか、切り立った岸壁に遮られて渡渉を繰り返すことになる。長靴とはいえどざぶざぶと渡れるほど浅くもなく、渡渉地点を探すために行き来を繰り返した。5時を少しばかり回ったところで、前方左岸(進行右側)を駆け上がるシカの群れに遭遇した。右岸に黄色いペンキで4-22と書かれた辺りまで来ると左岸が張り出して再び渡渉に迫られた。無理して渡渉してもどうせこの先も同じだろうと、シカの踏み跡を追って左岸を高巻き気味に上がった。枝尾根に上がると緩やかな傾斜な尾根筋となり、地形図で確認すると前方の1236Pを右側に巻けば、そのまま稜線が国境平まで続いているようだ。不安の中歩き続けると左手に地図には無い沢が出て来る。沢を左に見ながら登ると二股となり、進行左手の枝沢に沿って歩き、源頭部付近でハイドレーションシパックを満タンにした。この先はしっかりした尾根筋で1200-1400mの間は多少勾配はきつくなるが、灌木などの薮は無く疎林の中の歩きとなる。植生はダケカンバ林となり、木立の間からは庚申山~皇海山が次第に大きくなってきた。前方右手に日向山が捉えられるようになると一面の笹原となり一登りで国境平となった。写真左は松木渓谷の先に見えてきた朝焼けした皇海山、中央は取り付いた直後の痩せ尾根、右は国境平への手前の笹原

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国境平からは県境の笹尾根を北上し日向山を目指した。尾根筋には所々に残雪はあるものの快適な笹尾根となっており、小さなピークを越えて高度を上げると後方に遠ざかる皇海山が次第に全容を現し逆に大きく見えてくる。いろんな方角からこの山を見ているがここからの皇海山が一番かもしれない。ほどなく日向山となったが、ブリキ製の案内板の中央に申し訳程度に日向山と書かれていた。写真左は日向山手前から見た皇海山方向、中央は日向山のブリキ板、右は辿り来た松木渓谷で左に見えるのは大平山

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この先も笹尾根は少し続いたが、1736Pを右巻きに通過するころになると様相が一変する。県境尾根は峡稜となり栃木県側は急峻な崖が続くようになる。1828Pの奇岩を終始眺めながら群馬県側に外し気味の踏み跡を辿ると、1828Pのピークを左に巻き、残雪の笹原を少しばかり登ると大ナラキの頭となる。ここにはブリキ板が5,6枚下がっていたが山名は無く、手持ちのマジックを取り出して一枚のブリキに山名を記した。写真左は1828P手前の痩せ尾根、中央は登り来た県境尾根、右は大ナラキの頭の赤いプレート群

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次の三俣山へは1847Pを越えることになるが、一度100m近くを下げ、再び登り返す100mはかなりハードで立木に掴まりながらの登坂となった。やっとのことで1847Pを越えるとしばらくはなだらかな尾根歩きとなるが、ほどなく腰丈ほどの笹原となる。この笹原が以外と勾配があり、小さな肩を挟んだ2段階の登りは青息吐息でのクリアとなった。写真左はこれから登り行く三俣山への尾根筋、中央は1847Pへの急な登り、右は三俣山山頂

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三俣山を過ぎると残雪が増えだしてくる。それでもまだ9時台と時間も早いこともあり、踏み抜くこともなく次のシゲト山を目指した。この間は距離はあるものの下り勾配となり、それほどのアップダウンもないので軽快な歩きとなった。特徴的だったのは半ばを少し過ぎた辺りの1928P手前の大岩で、岩の上にはシャクナゲが見えていたが左へ巻いて難なく通過した。シゲト山への最後の登りとなった1800mの肩で屋根の落ちた石祠を見かけ、3mばかり下に落ちていた屋根を持ち上げ石祠を復元した。石祠は西を向いていた。ほどなくシゲト山となったが、何処がピークなのかはっきりしないような山で、山名板でそれと分かるような山だった。木立があるので眺めはさほど良くないが、南側の足尾の山~皇海山、北側の錫ヶ岳~白根山を共に見ることができるビューポイントの尾根筋である。写真左は石祠手前から見えた皇海山と登り来た県境尾根、中央は復元した石祠、右はシゲト山山頂

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黒檜岳へは少しばかり下ると一転して登り勾配が続く。この間は倒木が多く残雪も再び多くなってきて、時間の経過とともに踏み抜きも多くなり歩き難い。少しで楽をしようと1919Pを右に巻き辛抱して歩き続けた。尾根筋にはシャクナゲが所々で見られるようになりその度に踏み跡は北側に外して続いていた。いよいよ山頂が近付くと尾根筋は広がり、さらには点在する残雪でコース取りにちょっとばかり難儀した。GPSのピーク表示から180m程前で山部さんの山名板が下がる黒檜岳となった。栃木百名山での登頂の折にはこれより東側にある山名表示でゴールとしたので、これが野球親爺さんの言うもう一つの山頂だなと合点した。写真左は尾根筋のシャクナゲを避けて続き踏み跡、中央は山部板の下がる西側のピーク、右は行政板が立つ東側のピーク

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東の黒檜岳まで来ると、残雪につぼ足トレースが残っていた。真新しいもので見たところ一時間以内のような気がした。はたして何処から来たものなのか、そして何処へ続くのだろうと考えながら歩くと、どうみても自分と同方向の大平山なのである。これを幸いとトレースを追うが、あまりもの残雪の踏み抜きにうんざりし、1954P手前でトレースを離れ西側を進んだ。それでも1954P近くまで来ると再びトレースと出合いそのまま追うように歩いた。ほどなく残雪帯を過ぎ笹原の登りとなると直ぐに大平山山頂となった。二等三角点と山部さんの板を含め3枚の山名板があった。南側の展望は素晴らしく山肌を露わにした足尾の痛々しい山並が広がっていた。もしかしたら先行者を捉えることができるかと下り行く笹尾根を凝視したが人影は見つけられなかった。写真左は1954P手前の残雪帯、中央は大平山山頂から見た下り行く尾根筋、右は大平山

IMGP2354IMGP2361110515松木渓谷周回
下山はたおやかに下る南東尾根の笹原を選んだ。途中の1805は本日最高のビューポイントとなり、足尾の山並から皇海山、さらには国境平から日向山への県境尾根が捉えられた。興味深かったのは松木渓谷から国境平までのルートが、実際に辿った尾根とともに予定していたモミジ尾根のルートが並んで見えたことだ。うーーん、今日のルートもあるなw 一転して北を見ると登り来た大平山の右手には格好いい社山が見え、その間からは男体山が顔を覗かせていた。もちろんさらに東には半月山も望める。順調に笹尾根を下り1356で林道と出合い、長い林道歩きの末に銅親水公園に戻った。スパイク長靴は松木川の遡行、残雪の残る山歩きにはほとんど重さも気にならなかった。ただしコンクリートの林道歩きでは足底の痛みに悲鳴をあげたw 写真左は下りの笹尾根から見た国境平への尾根筋(ズームしてる)、中央は下り行く笹尾根で松木渓谷や足尾の街並みが見える

銅親水公園駐車場(1:25)→枝尾根への取り付き(5:02)→国境平(6:23)→日向山(6:41-6:52)→大ナラキの頭(7:50-8:02)→三俣山(8:58-9:15)→シゲト山(10:39-10:53)→黒檜岳(11:48-12:02)→大平山(12:51-13:08)→林道出合(14:15)→銅親水公園駐車場(15:57)

千葉の山、丸山、対陣山、愛宕山、妙見山

茨城県の山・弁天山に登るために神栖市まで行くことにした。遠いところに行くのに一山だけではもったいないので近くの千葉の山に行ってきた。

IMGP2174IMGP2176110512丸山
丸山(32m、多古)は山武郡多古町にある。圃場整備された田んぼの中に名の通りの丸い山がポコンとあり一見してそれと分かる。登り口は山頂西側の公園にあり、鳥居から続く石段を登ると赤い社の建つ山頂となる。社の周囲は立ち木に囲まれており視界はほとんどない。往復5分。写真左登山口の公園、中央は山頂の社

IMGP2178IMGP2184110512対陣山
対陣山(40m、多古)は山武郡横芝光町にあり、銚子連絡道路・横芝光IC近くの山だ。山の西側を通る車道から取り付き地点を探るが適当なところが無く、地形図にある破線近くから取り付くことにした。ちょっとばかり急勾配を上がるとほどなく平坦な尾根筋となるが灌木やシノダケの薮となった。こんな低山だけど薮はそれなりで薄いところを選んだ。スパ長なので足元は問題ないが、クモの巣や露で歩き難い。いきなり眼前が明るくなるとそこには畑が広がっており、その畑の中に一等三角点が顔を出していた。周囲の保護石はない。戻りは畑への作業道を辿った。30分で周回。写真左は取り付き地点、中央は畑の中の一等三角点

IMGP2186IMGP2190110512愛宕山
愛宕山(74m、銚子)は銚子市犬吠崎にあり、地球の丸く見える丘展望館という施設が建っている。展望館横の駐車場から一歩きで山頂となった。展望館の傍らに一等三角点と石祠が祭られていた。名の通り丸い地球を実感できるポイントだった。写真左は展望会入口、中央は山頂の一等三角点と石祠

IMGP2197IMGP2202110512妙見山
妙見山(42m、佐原東部)は香取市にある。山腹には民家が点在しており、その中の狭いコンクリート道を進み駐車余地にクルマを停めた。朽ちた果樹園脇の草の茂った道を行くと小さな社のある山頂となった。一等三角点があるらしいが見落としてしまった。往復5分。写真左は妙見山全景、中央は山頂の社

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