今日は野球親爺さんとN垣さんの3人で鴫内山から大佐飛山を往復し百村山へ戻るルートをあわよくば辿ろうと計画した。今年は雪が多いとはいえ、ここのところは雨が続き、残雪を期待するも実のところ半信半疑で出掛けることになった。
巻川林道で待ち合わせ、林道分岐に車を置いて歩き始めたのは小雨降る4時前だった。勾配のきつい荒れた林道を10分余り歩くと、手持ちのライトの先に「鴫内山登山口」と書かれたルート図入りの案内板が飛び込んできた。相変わらず小雨は続いているが、上着を一枚脱いで熊笹の茂る登山道に入った。露で足元は直ぐにびしょ濡れとなるが、最初のうちは緩やかな登りが続き快調だ。ところが登山口から15分程で稜線上となり、針路を左に向けるとロープが張られた急登が始まった。勾配に加えて雨でぬるんだ路面は容赦なく足をすくい、ロープにしがみつきながらの登りとなる。5分余りで勾配はいくぶん緩くなるも、登り一辺倒の直登が続き30分で分岐となった。少しばかりの緩斜面を過ぎると再びロープの張られた急登となる。滑るは、滑るは、半端ない勾配を青息吐息でやっとのことで登りきると、直ぐに木立の中の山頂となった。生憎の空模様で視界は無い。写真左は登山口に設置された案内板、右は鴫内山山頂
東村山の局に拾ってもらい、どうにか山ランをクリアできた。ここまでの所要時間1時間40分は予想外に良く、このペースなら大佐飛山も踏めるかなと勇んで先を急いだ。尾根上はきれいに刈り払われていて歩きやすく、勾配も緩やかですこぶる順調だ。高度を上げるに伴い次第に残雪も現れてくる。ところが黒滝山~大佐飛山へのルートとの出合いである山村山までの中程まで来ると、突然チシマザサが行く手を塞いできた。ここで刈り払いがストップしていたのだった。しばし藪漕ぎを覚悟し辺りを探るも、雨に濡れ、下に向かって倒れかかるチシマザサに挑む気力は消え失せてしまった。こうなると結論は早い。躊躇なく引き返すこととし、ピストンで鴫内山に戻り、分岐部からは鉄塔巡視路を辿る旧来のルート(?)を使い林道に降りた。鉄塔巡視路はカタクリロードと名付けたいくらいにクタクリが群生していて、足の踏み場に困るほどだった。写真左は立ちはだかるチシマザサ、中央は急勾配地に張られたロープ、右は鉄塔巡視路のカタクリの花
巻川林道で待ち合わせ、林道分岐に車を置いて歩き始めたのは小雨降る4時前だった。勾配のきつい荒れた林道を10分余り歩くと、手持ちのライトの先に「鴫内山登山口」と書かれたルート図入りの案内板が飛び込んできた。相変わらず小雨は続いているが、上着を一枚脱いで熊笹の茂る登山道に入った。露で足元は直ぐにびしょ濡れとなるが、最初のうちは緩やかな登りが続き快調だ。ところが登山口から15分程で稜線上となり、針路を左に向けるとロープが張られた急登が始まった。勾配に加えて雨でぬるんだ路面は容赦なく足をすくい、ロープにしがみつきながらの登りとなる。5分余りで勾配はいくぶん緩くなるも、登り一辺倒の直登が続き30分で分岐となった。少しばかりの緩斜面を過ぎると再びロープの張られた急登となる。滑るは、滑るは、半端ない勾配を青息吐息でやっとのことで登りきると、直ぐに木立の中の山頂となった。生憎の空模様で視界は無い。写真左は登山口に設置された案内板、右は鴫内山山頂
東村山の局に拾ってもらい、どうにか山ランをクリアできた。ここまでの所要時間1時間40分は予想外に良く、このペースなら大佐飛山も踏めるかなと勇んで先を急いだ。尾根上はきれいに刈り払われていて歩きやすく、勾配も緩やかですこぶる順調だ。高度を上げるに伴い次第に残雪も現れてくる。ところが黒滝山~大佐飛山へのルートとの出合いである山村山までの中程まで来ると、突然チシマザサが行く手を塞いできた。ここで刈り払いがストップしていたのだった。しばし藪漕ぎを覚悟し辺りを探るも、雨に濡れ、下に向かって倒れかかるチシマザサに挑む気力は消え失せてしまった。こうなると結論は早い。躊躇なく引き返すこととし、ピストンで鴫内山に戻り、分岐部からは鉄塔巡視路を辿る旧来のルート(?)を使い林道に降りた。鉄塔巡視路はカタクリロードと名付けたいくらいにクタクリが群生していて、足の踏み場に困るほどだった。写真左は立ちはだかるチシマザサ、中央は急勾配地に張られたロープ、右は鉄塔巡視路のカタクリの花