群馬の秘境といわれる西上州・上野村へは2度目だ。2週前に諏訪山へ登るために下仁田ICから南牧村~湯の沢トンネルと経由し訪れたが、今回は藤岡ICから神流町を通り野栗沢~奥名郷へとだんだん細くなる車道を進み登山口に着いた。関東百名山のガイドブックを見ると社壇乗越からのルートが案内されているが、ホームページで情報収集するとどうも一般的ではないようだ。案の定、社壇乗越手前の天丸橋の所に登山口の案内板があり、いつものように車中泊となった。
空が白み始めた6時過ぎに目覚めたが、車内も結構冷え込んでいて布団から出るにはちょっとした気合いが必要だっだ。雨は降っていないが、曇り空のうえにガスっていて見通しが悪い中、沢沿いの登山道に入った。ルートは良く踏まれており、急勾配の所には自然石のステップも組まれ歩きやすい。いくつかの小さな滝に遭遇するが、巻き道がしっかり作られていて問題はない。30分ほど歩くと登山道は沢を離れ雑木林の急傾斜地を九十九折りに登ることになり、天丸山との分岐となる。分岐を大山に向かい針路をとり、急登すると直ぐに稜線となり目の前に岩稜が現れる。この岩稜がピークかと思い一気に上りつめたら、何とピークはその2つ先の岩稜だった。大山山頂はガスの中だったが、四方どちらを見てもガスは足元から吹き上がってくるので、さぞや尖がったピークなのだろう。 写真左は天丸橋登山口、中央は小さな滝が連続する登山道、右は大山山頂
次の天丸山を目指し稜線を戻るが、先程の分岐には降りず上武国境にある倉門山を目指し南下した。直に上武国境の尾根となり、右に進み倉門山を過ぎると緩やかな下り気味の笹道となる。ここから帳付山までは県境の尾根歩きとなるが、ガスの中で視界が無いのが残念だ。やがて天丸山への分岐となり、ここからも下り勾配の稜線を進むと、突然切り立った岩稜がガスの切れ間に現れた。備え付けのロープを頼りに岩をよじ登るが、途中で胸元のホルダーからペットボトルが落ち、岩稜を転がり落ちる様を見た時には流石に足がすくんでしまった。山頂部は山火事に遭い立ち木が少なくなったようで、その分眺めが良い筈なのだけどガスが相変わらず邪魔をして折角の眺望が無い。戻りに岩場の最下部で無残に傷ついたポットボトルを回収して次の帳付山に向かった。写真左は上武国境上の笹道、中央は天丸山の急稜、右は天丸山山頂
分岐に戻り、ここからは県境の尾根上を進むことになるが、一筋縄ではいかなかった。尾根上には小さな岩稜のピークが連続しており、時には稜線を離れて埼玉側や群馬側にトラバースしたり、そのまま岩稜を詰めたりと踏み跡は複雑に交差している。判断に迷うところが多く、迷い道の踏み跡が多く、何回かルートを見失い後戻りしながら先に進んだ。最後に急登を上ると樹林に覆われた帳付山の山頂となる。ここもガスで視界はないが、北側(群馬側)は切り立った崖となっていた。下山は往路を慎重に辿り、馬道のコルからは馬道コース・社壇乗越を周回し、造成工事の行われている林道を通り天丸橋登山口に戻った。栃木への帰路、藤岡市のXYS局のお宅に立ち寄り、しばしのアイボールを楽しんだ。写真左は尾根道の小さな岩稜ピーク、中央は帳付山山頂で直ぐ奥は切っ立った崖となっている、右は馬道のコル手前でやっと見えてきた天丸山
空が白み始めた6時過ぎに目覚めたが、車内も結構冷え込んでいて布団から出るにはちょっとした気合いが必要だっだ。雨は降っていないが、曇り空のうえにガスっていて見通しが悪い中、沢沿いの登山道に入った。ルートは良く踏まれており、急勾配の所には自然石のステップも組まれ歩きやすい。いくつかの小さな滝に遭遇するが、巻き道がしっかり作られていて問題はない。30分ほど歩くと登山道は沢を離れ雑木林の急傾斜地を九十九折りに登ることになり、天丸山との分岐となる。分岐を大山に向かい針路をとり、急登すると直ぐに稜線となり目の前に岩稜が現れる。この岩稜がピークかと思い一気に上りつめたら、何とピークはその2つ先の岩稜だった。大山山頂はガスの中だったが、四方どちらを見てもガスは足元から吹き上がってくるので、さぞや尖がったピークなのだろう。 写真左は天丸橋登山口、中央は小さな滝が連続する登山道、右は大山山頂
次の天丸山を目指し稜線を戻るが、先程の分岐には降りず上武国境にある倉門山を目指し南下した。直に上武国境の尾根となり、右に進み倉門山を過ぎると緩やかな下り気味の笹道となる。ここから帳付山までは県境の尾根歩きとなるが、ガスの中で視界が無いのが残念だ。やがて天丸山への分岐となり、ここからも下り勾配の稜線を進むと、突然切り立った岩稜がガスの切れ間に現れた。備え付けのロープを頼りに岩をよじ登るが、途中で胸元のホルダーからペットボトルが落ち、岩稜を転がり落ちる様を見た時には流石に足がすくんでしまった。山頂部は山火事に遭い立ち木が少なくなったようで、その分眺めが良い筈なのだけどガスが相変わらず邪魔をして折角の眺望が無い。戻りに岩場の最下部で無残に傷ついたポットボトルを回収して次の帳付山に向かった。写真左は上武国境上の笹道、中央は天丸山の急稜、右は天丸山山頂
分岐に戻り、ここからは県境の尾根上を進むことになるが、一筋縄ではいかなかった。尾根上には小さな岩稜のピークが連続しており、時には稜線を離れて埼玉側や群馬側にトラバースしたり、そのまま岩稜を詰めたりと踏み跡は複雑に交差している。判断に迷うところが多く、迷い道の踏み跡が多く、何回かルートを見失い後戻りしながら先に進んだ。最後に急登を上ると樹林に覆われた帳付山の山頂となる。ここもガスで視界はないが、北側(群馬側)は切り立った崖となっていた。下山は往路を慎重に辿り、馬道のコルからは馬道コース・社壇乗越を周回し、造成工事の行われている林道を通り天丸橋登山口に戻った。栃木への帰路、藤岡市のXYS局のお宅に立ち寄り、しばしのアイボールを楽しんだ。写真左は尾根道の小さな岩稜ピーク、中央は帳付山山頂で直ぐ奥は切っ立った崖となっている、右は馬道のコル手前でやっと見えてきた天丸山