たぶん20年位前だろうか、パラグライダーの入門コースで武尊オリンピアスキー場に行ったことがあった。その時に眺めた山に登ってきた。武尊山へのルートはたくさんあるようだが、栃木から近いということでOGNAほたかスキー場から登ることにした。ネット検索してみると、スキー場内の作業用道路を使いゲレンデ上部まで行けたという報告もあったので期待して出かけたが、関係者以外立ち入り禁止のロープがあり進入できなかった。仕方なくスキー場ロッジの横に登山道入り口の案内板を見つけ、午前2時いつものように車内で眠りについた。
外の明るさに目を覚ますと、目の前には朝焼けの中に皇海山がくっきりと見え、今日一日の好天を約束してくれているようだった。5時前にスキー場ロッジ駐車場の登山道入り口の看板に従ってゲレンデ横の雑木林に入った。踏み跡は雑木林の中にしっかりと付いていて、急傾斜地を九十九折りとなっていた。15分でゲレンデに出るとルートは作業用コンクリート道となる。このコンクリート道は前武尊直下のゲレンデまで続いているのだが、登山口から続く3.5km(標高差550m)に及ぶゲレンデ歩きは1時間余りで旭小屋への分岐となった。ここから前武尊までは急傾斜の稜線伝いとなるが、路面は荒れていて歩き難い。6時23分に前武尊に着き、約束していた山ラン仲間2局と交信し次を目指した。
武尊山までのルート上に前武尊から先には剣ヶ峰、家ノ串山、中ノ岳、武尊山と山ランポイントがあるので辿る予定を立てていたのだけど剣ヶ峰でその計画は頓挫してしまった。前武尊からは稜線歩きとなり、踏み跡もしっかりしていてルートをロスすることはない。ほどなく眼前には一見してすぐ分かる剣ヶ峰が姿を現すが、ルートは右側をトラバースしていて登り口を見つけられずに剣ヶ峰岩峰群の鞍部に達してしまった。剣ヶ峰本峰方向にはトラロープがあり進入出来ない。反対側にはクサリの垂れさがる北峰への案内があったので這い上がると、岩峰の頂部には小さな祠があり、その向こうには武尊山への稜線が続いていた。眺めは抜群のだが、その切り立った頂部では方向転換することさえ恐怖で早々に撤退しルートに復帰した。ここから家ノ串山までは多少のアップダウンではあるが痩せ尾根や悪路が続き危険度たっぷりだ。家ノ串山で山ラン仲間と交信した後は、軽快に歩を進め武尊牧場スキー場からとの出合を通過した。
直後に菩薩界の水とネーミングされた水場で補給し、中ノ岳を右手に見ながら前方に鎮座する武尊山を目指した。ルートは薙やザレ石の斜面をトラバース気味に続いているが滑りやすく歩き難い。やがて三つ池を通過すると、背の低い熊笹の茂る笹原の登山道となり、ほどなく日本武尊の像が見えてきた。ここまで来ると山頂は目前で最後のひと登りとなる。
武尊山からの眺望は素晴らしいの一言だ。北には燧ケ岳、至仏山、笠ガ岳、その西には朝日岳、谷川岳が手に取るように見える。南を見れば赤城山と榛名山の間に富士山が望める。登り来た稜線の後方には皇海山、日光白根山もくっきりと見えている。15分余り眺望を楽しみ下山を始めたが、どうしても目と鼻の先に見える中ノ岳に登ってみたくなってルートを探ってみたが踏み跡らしきものは見当たらない。山頂直下の薙を登ってみたが、熊笹とシャクナゲの藪と傾斜は見た目以上にきつく途中で引き返した。その後は順調にピストンで登山口に戻った。
OGNAほたかスキー場登山口(4:47)→前武尊(6:23-6:32)→家ノ串山(7:32-7:42)→武尊山(8:22-8:38)→家ノ串山(9:37)→前武尊(10:10)→OGNAほたかスキー場登山口(11:20)
外の明るさに目を覚ますと、目の前には朝焼けの中に皇海山がくっきりと見え、今日一日の好天を約束してくれているようだった。5時前にスキー場ロッジ駐車場の登山道入り口の看板に従ってゲレンデ横の雑木林に入った。踏み跡は雑木林の中にしっかりと付いていて、急傾斜地を九十九折りとなっていた。15分でゲレンデに出るとルートは作業用コンクリート道となる。このコンクリート道は前武尊直下のゲレンデまで続いているのだが、登山口から続く3.5km(標高差550m)に及ぶゲレンデ歩きは1時間余りで旭小屋への分岐となった。ここから前武尊までは急傾斜の稜線伝いとなるが、路面は荒れていて歩き難い。6時23分に前武尊に着き、約束していた山ラン仲間2局と交信し次を目指した。
武尊山までのルート上に前武尊から先には剣ヶ峰、家ノ串山、中ノ岳、武尊山と山ランポイントがあるので辿る予定を立てていたのだけど剣ヶ峰でその計画は頓挫してしまった。前武尊からは稜線歩きとなり、踏み跡もしっかりしていてルートをロスすることはない。ほどなく眼前には一見してすぐ分かる剣ヶ峰が姿を現すが、ルートは右側をトラバースしていて登り口を見つけられずに剣ヶ峰岩峰群の鞍部に達してしまった。剣ヶ峰本峰方向にはトラロープがあり進入出来ない。反対側にはクサリの垂れさがる北峰への案内があったので這い上がると、岩峰の頂部には小さな祠があり、その向こうには武尊山への稜線が続いていた。眺めは抜群のだが、その切り立った頂部では方向転換することさえ恐怖で早々に撤退しルートに復帰した。ここから家ノ串山までは多少のアップダウンではあるが痩せ尾根や悪路が続き危険度たっぷりだ。家ノ串山で山ラン仲間と交信した後は、軽快に歩を進め武尊牧場スキー場からとの出合を通過した。
直後に菩薩界の水とネーミングされた水場で補給し、中ノ岳を右手に見ながら前方に鎮座する武尊山を目指した。ルートは薙やザレ石の斜面をトラバース気味に続いているが滑りやすく歩き難い。やがて三つ池を通過すると、背の低い熊笹の茂る笹原の登山道となり、ほどなく日本武尊の像が見えてきた。ここまで来ると山頂は目前で最後のひと登りとなる。
武尊山からの眺望は素晴らしいの一言だ。北には燧ケ岳、至仏山、笠ガ岳、その西には朝日岳、谷川岳が手に取るように見える。南を見れば赤城山と榛名山の間に富士山が望める。登り来た稜線の後方には皇海山、日光白根山もくっきりと見えている。15分余り眺望を楽しみ下山を始めたが、どうしても目と鼻の先に見える中ノ岳に登ってみたくなってルートを探ってみたが踏み跡らしきものは見当たらない。山頂直下の薙を登ってみたが、熊笹とシャクナゲの藪と傾斜は見た目以上にきつく途中で引き返した。その後は順調にピストンで登山口に戻った。
OGNAほたかスキー場登山口(4:47)→前武尊(6:23-6:32)→家ノ串山(7:32-7:42)→武尊山(8:22-8:38)→家ノ串山(9:37)→前武尊(10:10)→OGNAほたかスキー場登山口(11:20)