2008年12月

塩谷町の三角点⑨、東古屋方面

東古屋、寺沢、東沢の3つの三角点を巡ってきた。


東古屋(ひがしごや):東古屋集落の直ぐ北側にあり、民家の裏山になっている。民家に人に声をかけて家の裏手に入るが、稜線伝いの上りは急勾配が続いた。15分で三角点を確認しピストンで戻った。
町内の三角点のほとんどのところに写真のスチール製の標高を表示した白い板があります。標高の下にはR.Kと記入してあるのですが、たぶんこれは設置者のイニシャルだと思うのだけど...一体誰なんだろう?

寺沢(てらさわ):稜線上の林道を途中まで進み、車をデポしてそのまま稜線伝いに歩くと直ぐに三角点だった。


東沢(ひがしざわ):どこから取り付くのか散々迷った末に林道の橋の所から稜線を目指し斜面に張り付いた。10分余りで稜線に取り付き、回り込むように三角点を目指した。稜線上には踏み跡もあり迷うことは無かったが、トップ手前のガレ場の急傾斜には梃子摺った。三角点は雑木の中にあったが、木立の間からは南に鶏岳、北に高原山が一望できた。往復一時間半はハードだった。

塩谷町の三角点⑧、松出~上寺島周回


松出の三角点を目指し、東古屋湖に流れ込む沢に沿って林道を進むが、路面は荒れ放題で車での進入は4WDであっても厳しい。それでもどうにか前進し目的の堰堤のちょっと手前で車を停め稜線に取り付いた。


松出(まつで):一帯は杉の植林地となっているが稜線伝いの上りは急勾配でかなりきつい。それでもルート的には迷うところはなく上り始めてから50分で三角点に着いた。


上寺島(かみてらしま):この三角点は国土地理院の基準点成果閲覧サービスでは配点図が無く、事前のルートセッティングに迷った。松出まで来てみると、車まで戻ってから林道経由で行くよりもこのまま稜線伝いのほうが時間的に余裕があると判断した。松出から上寺島の間で約200mの高度を稼ぐのだが、これといった急斜面も無く軽快に稜線を辿り40分弱で上寺島の三角点に着いた。途中、ススキと潅木程度の立木しかない稜線上では南から西にかけての絶景ポイントがあり、南には鶏岳を真ん中に塩谷町が一望でき、更に西に目をやると日光連山が展望できた。三角点巡りでは珍しい絶景と出会えたw


戻りはピストンとも思ったが林道経由のルートが気になったので稜線を反対側に下り林道を目指した。稜線を下り始めて5分くらいで地図には無い林道の枝道に出会い、そのまま辿ること15分で地図にある林道に着いた。ここからは車をデポした堰堤下を目指して林道歩きとなるのだが、林道は途中で無残にも崩壊し斜面に消えていた。仕方なく沢沿いに下り堰堤までたどり着いた。ちょうど3時間の周回であったが、途中で高原山が木立の間から顔を覗かせてくれたのが収穫かな^^

JR1SJJが復活しました^^

高校生の時にもらったアマチュア無線のコールサインが去年の9月に期限切れになってしまっった。タイミングが悪ければ他の人に再交付されてしまうこともあるのでハラハラしながら11月7日に旧コールサインの復活申請をした。今までは山に登るのにただ登るだけのピークハンターだったので、なにか目標を設定して登りたいと考え、登山と高校生のときに始めてしばらく忘れていた?アマチュア無線の楽しさをドッキングさせた「山ラン」を見つけだした。


この一ヶ月間、無線機を買い移動用のアンテナを自作して楽しみに待っていた無線局免許状がやっと届いた。コールサインも高校時代から使っていたJR1SJJが見事復活です。山ランは2万5千分の一地形図や日本山名事典などに掲載されている山の頂上から更新を成立させると1ポイントなのだが、塩谷町の三角点の中にも5,6箇所はポイント獲得が可能な山が在るようなので早いうちに挑戦したいものだ。

塩谷町の三角点⑦、寺島~熊の草方面

今日は3つの三角点を巡ってきた。

新林(しんばやし):県道を下寺島から東古屋に向かうと熊ノ草の集落の手前に右に入る林道がある。この林道を進むと鉄塔巡視路への登り口があり駐車スペースも確保されているので早々にスギ山に飛び込んだ。ルートは鉄塔巡視路なので良く整備されており、あっという間に三角点に到達することが出来た。往復30分弱。

熊ノ草(くまのくさ):熊の草公民館に車を置き、裏手のスギ山に入った。途中からは稜線伝いに進み15分で三角点のある山頂に着いた。


丸山(まるやま)
:この三角点は県道から結構奥に入っているし、北側に伸びている林道経由が最短と考えて新林の三角点を確認後に林道を詰めてみたが、路面の痛みは半端ではない上に、林道からだと一度沢に降りた後、急斜面を登り返すことになることが判明したため諦めてもどった経緯がある。ここで地図を見ると丸山は熊ノ草からは尾根続になっている。少し進んでみると踏み跡もしっかりしているのが確認できたので、一気に丸山の三角点を目指して歩くことにした。地形図の通りの尾根伝いのルートは快適そのもので熊ノ草から50分で丸山の三角点に着いた。ここもスギの植林地の中なのだが、なんと標石が3つも在ったのには驚いた。一つは地理院の文字が確認できる四等三角点で、そこから約60cmのところに「三角点、東監?」と読み取れる標石、さらに約180cm離れて「東鑛」の文字がある標石が在ったのだ。戻りは往路をたどり往復2時間の探索だった。(写真左は手前の四等三角点と不明の2標石、中央は真ん中の標石の拡大像、右は奥の標石の拡大像)

追記(2008/11/12)
・東鑛とは鉱山測量のための三角点で通産省の三角点などとも呼ばれているらしいが正式には不明なようだ。この鑛山監督局の三角点は鉱業権のある区域に多数残存しているとのことだ。町内には古い鉱山が多く存在するので探しだせば沢山ありそうだ。
変な三角点として他にも紹介されていました。

塩谷町の三角点⑥、玉生~鳥羽方面

今日は午前中のうちに6ヶ所回ってきた。

発電所上(はつでんしょうえ):ここは東荒川の川向こうに位置するので喜佐見集落の北の端から杉山の中を廃道となっている作業道伝いに進んだ。ピークを確認し直登すると杉木立の中に三角点があった。往復30分。

玉生(たまにゅう):射撃場のオープン時間前に駐車場のところより稜線に取り付き、鉄塔を経由してからは稜線伝いに左方向に回り込むように山頂を目指した。往復で40分


松茸(まつたけ)
:三角点のある山並みが車道から見えるが結構奥深い山だ(右側に見るのは我らが高原山)。名前からすると松茸が採れたんだろうなぁーw ゴルフ場サイドの林道終点まで車で入り、その先は廃道となっている作道に沿って進み斜面を右にトラバースしながら稜線に取り付いた。その後は稜線伝いに一直線に三角点へまっしぐら。落ち葉でスリップしやすく下りで何度か尻餅をつく。


下寺島(しもてらしま)
:ここの三角点は延性寺というお寺の裏側にあり、小さな沢伝いに小道がスギ山に続いていた。この道を辿り山頂に着いたが、三角点は枯れ葉に覆われ地上高5cm余りだった。


鳥羽新田(とばしんでん)
:県道藤原宇都宮線から僅かに入った道路わきで確認できたが、三角点は地上すれすれの高さでコンクリートに囲まれ居心地が悪そうだった。

桧出(ひのきで):鳥羽の公民館横の林道を入り鉄塔の巡視路となっている廃道状態の作道を進む。鉄塔からは稜線伝いに高度を上げて山頂に着いた。三角点を確認し早々に戻るも、往復70分は結構きつい。

大した山の経験も無いが、三角点を巡っているうちに気がついたことがある。○○百名山というような山にはしっかりした登山道があるのでルートファインディングの重要性を実感することは余り無かった。ところが登山道の無い山ではそうはいかないのだ。まず重要なのは事前の地形図上でのルートセッティングで、どうしても距離を優先してしまい最短距離を選択したくなるが、それより大切なのは歩きやすさで、歩きやすければ結果的にそれが最短ルートとなるように思う。山の中で一番歩きやすいのは稜線なので、その稜線にどのようにすれば簡単に取り付けるかがルートセッティングのポイントだと考えて最近はルートを決めている。事前のルートセッティングと実際のトレースが一致したときの満足感が山の楽しみの一つになっている。

還暦オヤジ
やんちゃ街道まっしぐら!!

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