2008年11月

塩谷町の三角点⑤、船生~前高原にかけて

今日は早起きをして7つの三角点を巡ってきた。最初の山口、西古屋は平坦地だったので簡単だったが、三矢、船生、柄鳥屋、長須、鳶ノ巣山はどれもがしっかりとした山だったので結構大変だった。

山口(やまぐち):土佐川堤防上の車道の草むらに

西古屋(にしごや):集落の山際の畑の斜面の途中というちょっと意外な場所に在った。


三矢(みつや)
:西古屋集落から男體山と書かれた石碑のところを入り、稜線伝いに山頂に着く。雑木の木立の間から船生の街並みが眼下に広がっていた。

船生(ふにゅう):西古屋から鬼怒川温泉に抜ける山道から林道を入る。途中から急登し稜線に取り付き、日光市との境になっている尾根伝いに山頂に着いた。木立の間からはわずかに鬼怒川温泉が望めた。往復65分のハードコースだった。

柄鳥屋(からとや):林道の途中から沢伝いに入る。しばらくして稜線に取り付くが尾根に登りつめるまでは急勾配が続く。尾根に上ると踏み跡があり軽快に進めた。山頂は雑木に覆われてはいるものの木立の間からは日光連山、高原山を望むことが出来、素晴しいロケーションだ。戻りで尾根から稜線への取り付き場所が判らず5分間くらいタイムロスしての、往復75分はアップアップだった。

長須(ながす):西古屋から西前高原林道に入り、稜線と交差するところから山に入る。稜線伝いに往復20分で確認できた。


鳶ノ巣山(とびのすやま)
:この三角点さすがに山と名前がつくだけのことはある。西前高原林道から山に入るのだが、絶好のポイントが見当たらず、最短距離の急勾配の稜線に取り付くことにした。案の定、かなりの勾配でやっとのことで尾根に取り付いたが、素晴しい景色が待っていた。特に北側が素晴しく、眼下には熊ノ草集落、更には東古屋湖、そして高原山を真正面に眺めることができた。お得な往復45分だったw あっそう言えば、ここの標石はかなり傾いていた。

山間部の三角点探索は思いのほか大変だ。三角点の名前はあるものの山名は無いような山では人が踏み入ることは少なく踏み跡が乏しいし、ましてやインターネットにそんな情報はある訳も無いからだ。そのために標高以上に手間取るし疲れる山行となる。

塩谷町の三角点④、船生地区の南側

午前の仕事を終わってから船生の南側に位置する三角点を巡ってきた。

佐貫(さぬき):上沢地区との境の山頂


前川原(まえかわら):鬼怒川沿いの田の用水路沿いに白杭のみが視認できた。手持ちの棒で周囲を探ると白杭のすぐ横に土に覆われたコンクリート枡が出てきた。蓋を開けてみると金属標があった。

沼倉(ぬまくら):町営住宅の浄化槽の近くに、コンクリート枡で保護されていた。

合柄橋(がっからばし):船生バイパス近くの水路に沿った土手に在ったが、白杭は根元から折れていて上部は見当たらなかった。

井戸神(いどがみ):民家の庭先に


宮内(みやうち)
:岩戸分神社の裏山に位置する山頂に在ったが、三角点近くには2つの石洞が安置されていた。周囲は人工林と雑木林に覆われているが、木立の間からは鶏岳が見えた。この日は曇っていたので確認できなかったが、晴れていれば高原山や日光連山も見えそうな場所だった。

羽谷久保(はねやくぼ):T字路に草に埋もれそうに

船場(ふなば):発電所入口の水路傍にひっそりと

道谷原(みちやばら):日光北街道から少し北側に入った道路の草むらの中にあった。日光市との境界近くで水路のポンプ場が南側にある。

町内の南に位置する三角点は平地に在るものが多く比較的簡単に探索が終わった。残すは北部の三角点だがそのほとんどが山中にあるのでこれからはちょっと大変だろう。

塩谷町の三角点③、玉生地区の南から東にかけて

昨日に引き続き、8時過ぎから13時まで町内の三角点探索をしてきた。出かけたのは玉生地区の南から東にかけてで計10ヶ所を巡ったが、大平崎公園が確認できなかったが、道下、社城続、野方、東山、玉生中学校、梨ノ木平、豆柿、熊野木、西山の9ヶ所はどうにか確認できた。

道下(どうした):消防署の掲示板の手前にあった。写真を撮っていると署員の方が出てこられて説明してくれた。


社城続(やしろつづき)
:配置図では星ノ宮神社からになっていたが、ナビだと東側の林道経由の方が近そうなのでそちらから行った。杉林の丘陵に三角点を確認したがそばに何やら「山ベ」と書かれた赤い布を発見し嬉しくなる。

野方(のかた):道路の下を横切る水路の近くの道端で見つけたが、ほとんど草に埋もれた状態だった。

東山(ひがしやま):荒れ放題で廃墟化した分譲地の最深部にある廃屋の裏手の杉薮の中に...


玉生中学校(たまにゅうちゅうがっこう)
:今は統廃合のために廃校となった我が母校の正門前に... 校庭ではお年寄りたちがグランドゴルフを楽しんでいた。

大平崎公園(大平崎公園):配点図、GPSで必死に探すも見つけられず撤退Σ(・ε・;)  後日再挑戦!!


梨ノ木平(なしのきだいら)
:連敗だけは阻止しようと杉林の中で探すこと30分w 靴底の感触で地中に埋まった三角点を探し当てる。三角点探索の醍醐味を実感した瞬間だった。

豆柿(まめがき):旧熊の木小学校(現星ふる学校)前の道路と水路にはさまれた土手に...

熊野木(くまのき):うっそうと生い茂る杉山の山頂に在り、直ぐ横にはNHKの共同受信アンテナが立っていた。

西山(にしやま):地元ではこの辺りは東房と呼ばれていて西山地区は隣に位置しているので、この三角点の名前には何となく違和感がある。それでも三角点の置かれた山は勾配もきつく正に山といった感じで、これは「西山」に相応しいかもしれないなw

三角点探しの難しさを実感した一日だった。大平崎公園は配点図の示す場所とGPSが示す場所が20~30m位離れていた。さらにスギ林の中で潅木、枝払いをしたスギの枝、間伐し放置したままの杉の木などが地面を覆っていたのも見つけられなかった原因なのだが、もう一度下準備をしっかりして出かけることにする。

塩谷町の三角点②、大宮地区の三角点

塩谷町は1957年に玉生、船生、大宮の3村が合併して塩谷村に、更に1965年に町制をしき塩谷町となった。ということで、今日は午後2時過ぎから3時間余りで旧大宮村地区の12の三角点を探索してきた。その中で風見、上平、本田、新田、中川原、大宮、西ノ山、金枝、飯岡の9つの三角点は田畑や市街地の平地にあり、大久保、金山、後山の3つは丘陵地の頂点に三角点があった。

風見(かざみ):ビニールハウスの横にある燃料タンクの側で見つけたが、なんと三角点は地表面より下にありコンクリートに囲まれていた。


上平(うわだいら):配置図に示された場所には根元で折れた白杭が痛々しく横たわっていた。写真は切断面を合わせて写真を撮っているが、実際は切断されていた。その周囲を探すも標石は発見できなかった。

本田(ほんでん):檜林の中の湯度山神社跡?の片隅にポツリと...

新田(しんでん):廃校となった小学校の体育館のフェンス際にひっそりと...


大久保(おおくぼ)
:荒川東岸の十二社権現神社を通り過ぎた檜林の中にどっしりと佇んでいた。


金山(きんざん):不法投棄されたタイヤの山の直上のボサ薮の中に...

中川原(なかがわら):工業団地内の会社の正門前に...

大宮(おおみや):民家の庭先に鉄柵に被われて...

西ノ山(にしのやま):廃校となった中学校の校庭の入口の植え込みの横にひっそりと...


後山(うしろやま)
:三角点のある山頂には鉄塔と小さな洞があった。

金枝(かなえだ):鉄塔に見下ろされて農道のガードレールの下に...

飯岡(いいおか):田園地帯の農道沿いに...

今日探索できた12個の三角点はすべて所在地の配置図が国土地理院のデータベースに掲載されていたので比較的簡単に見つけることが出来た。丘陵地であれば三角点は大抵の場合はその頂部に設置されていると思われるのでGPSがあれば探し出せるが、平地の三角点の場合は配置図がないと探すのが難しいような気がしてきた。それともう一つ気付いたことがある。○○百名山のような山は人の出入りが多いのでルートがしっかりしているが、名も無き里山はそのほとんどが薮山で踏み跡もほとんどないので結構きついということだΣ(・ε・;)

第三級アマチュア無線技士にチャレンジ

高校1年生のときに物理クラブに入っていて、電話級(現在は第四級)アマチュア無線技士の資格をとった。当時はアマチュア無線全盛の頃で、キングオブホビーなどともてはやされていた時代で、やっと貯めた小遣いを持ち東北線に乗り込んでは秋葉原の電気街で無線機、アンテナを買い求め大事そうに両手に抱えて帰ってきたのが懐かしく思い出される。その趣味も学生時代だけで、仕事に就いてからは時間もなくてなかなかやれずにいたが、いつかまたやりたいなぁーと思っていた。そんな折、山登りをしながら無線を楽しむ「山ラン」に出会い、一念発起無線を再開することとした。そうなれば僕のことであるw 決めたら早いw 無線機を買い、アンテナを自作し、切れていたコールサインを再申請し着々と準備を進めていたが、どうしてもパワーが欲しくなった。以前はモールスの聞き取りがあって僕にとっては大いに難関だった三級の資格が、今ではたった一日の短縮コースを受講し修了試験にパスすれば資格がもらえるのである。早速、土浦市で行われる第三級短縮コースに申し込み昨日受講してきた。


講習は朝の9時から夕方の6時過ぎまで缶詰状態でそれは退屈で、さらに窮屈なものであった。内容は法規が4時間、工学が2時間で計6時間の講義があり、最後に修了試験として法規・工学のそれぞれ10問の問題が出される。基本的には6時間の間に教科書に沿って講習があるということなのだが、実際のところは写真の"養成課程模擬試験問題集"に載っている法規20問、工学20問の中から10問づつが出題されるので、一日がかりでその40問を叩き込むということになる。はっきり言って落ちようのない試験なのだw 講習を受けに来ていた33人は全員が男性で、平均年齢は50歳前後、その大半が運送業に従事してる人もしくは狩猟関係者のようであった。休憩時間に様々な話が飛び込んできた。「最近、取締りがあって罰金を払わされた同業者がいる」、「山に入ると携帯は使えない、特に北海道では無線が無いと狩猟にならない」... 僕が電話級を取得した高校生の頃とは大分様変わりしたものだと正直感じたけど、こういう需要によってアマチュア無線界が存続しているという一面も現実なのですね。

そういえばコールサインを申請してからそろそろ一ヶ月近くになるけど、いつになったら届くのかなぁーΣ(・ε・;)  

還暦オヤジ
やんちゃ街道まっしぐら!!

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