今日は久しぶりのゴルフの予定だったが、人が集まらず中止となった。これを幸いにと山に出掛けてきた。


県道199号から百川林道を詰めるとゲートで行き止まりとなっている。その手前に駐車場と東屋がある。ここが今回の登山口で、沢に沿って踏み跡を追うと沢の分岐となる。今日もスパイク長靴なので、沢や夏草は気にならないが、ヒルが長靴を上ってくる。まさにヒルクライムだw この一帯の山域は尾出山もそうだったが、沢沿いの薄暗い湿地帯にはヒルはつきもののようだ(´・ω・`;A) 足元の難敵を振り落とし、二つの沢の間に取り付いた。いきなり杉の植林地の急傾斜となるが、必死に登ると最初に左側の沢音が消え、やがて右側の沢音も消えてきた。相変わらず頭上には急斜面があり、時々現れてくる作業道を使い源頭部を右にトラバースするように徐々に高度を上げた。やっとのことで山頂からの南西尾根に取り付き、尾根筋を丹念に辿ると山頂となった。山頂は杉木立の中で展望はなく、三角点標石と朽ち果てそうなテーブルが置かれていた。戻りは北西尾根を下り適当な所から急斜面を降下し、途中で往路に復し登山口に戻った。今回のルート上にはテープ類のマーキングはほとんど見当たらなかった。往路50分、復路30分の山行だった。写真左は急傾斜の杉林、中央は山頂


高谷山は取り付きをどこにするかで迷っていた。それは高谷山の南尾根の急な切れ込み(キレット)が気になっていたからだ。ネットでの山行記録はそのほとんどが南側からのもので、キレットを越えてのものだった。山地図を眺めていると西側の尾根筋を使えば登れそうな気がしたので取り付き地点を探した。渋垂に上永野山荘という案内板の建つ取り付け道がある。この手前の余地に車を置きこの取り付け道に入った。山荘は声を掛けたが留守だったので、端を通らせてもらい奥のスギ林に入った。少しばかり上がると、しっかりした踏み跡があり山頂方向に針路をとった。谷筋に伸びる踏み跡はほどなく急斜面の中に消えてしまったので、急登を喘いで右の尾根に取り付いた。案の定、尾根筋には踏み跡があり、忠実に尾根筋を進み、山頂手前で50m位を急登すれば石祠のある高谷山である。三角点標石と小さな山名板が下がっていたが展望はほとんどない。下山は往路を戻り、尾根筋の踏み跡を追うと266P手前の鞍部となった。踏み跡は北側にも続き、釣り堀の近くに続いているようだ。山荘に戻るため鞍部から南に進み登山口に戻った。往路45分、復路36分の山行となった。写真左は西側から見た高谷山で南側に切れ込みが見える、中央は山頂の石祠