天気予報だと夜半から雨模様だったけど、起きてみれば雨は降ってない。急いで準備して飛び出した。次の目的地は笹目倉山と定めていたが、最初のルートとは別の南側から登ることにした。南側には天善教霊場から登るルートがあるが、今回はその東側に作られた新しい登山道を登ることにした。


笹目倉山新登山道と書かれた大きな看板を入ると舗装は直ぐに荒れた急勾配の作業道となる。そのまま車で進み、久次と呼ぶ滝の由来と書かれた看板の建つ空き地にクルマを置き作業道に入った。この道は昭和10年頃の金採掘の作業道を、渡辺久次さん(清流園というお店をやっていたが既に他界されたとのこと)が改修され登山道としたものらしい。この道は一般的な林道よりかなり勾配がきつく、ただの4WDでは登り切れないほど路面も荒れている。途中には休憩所や案内標識もあるが、ここ数年は整備されていないのだろうか、荒廃が始まっているようだ。歩き始めて25分、金採掘口跡に来ると作業道は終わり、正面の急斜面に向かって踏み跡が伸びていた。この急傾斜を九十九折りに作られた登山道も、崩落や倒木が所々にあり荒れ始めている。ほどなく南東尾根に取り付くと、見慣れたスギの植林地の尾根歩きとなり、天善教ルートと合流すると眼前にはピークが待っていた。山頂には三角点と天善教の社があるが展望はない。戻りは往路をピストンし1時間24分でクルマに戻った。この登山道は変化があって、北側の植林地の中をひたすら登り続けるコースより格段に良い。何より素晴らしいのは南側には終始、羽賀場山~お天気山の稜線が見えることだ。写真左は金鉱口跡からの踏み跡、中央は終始見えた羽賀場山~お天気山の稜線、右は山頂の社


昨日、鹿沼の岩山に登ったが、どうもリストを見るともう一つ鹿沼に岩山がある? よくよく調べてみると、昨日登った岩山は一番岩(328m)で、その尾根続きにもう一つの岩山・三番岩(275m)があったのだ。ということで三番岩に近い南側から登ることにし、日吉神社前にクルマを停め登山道に入った。最初は緩やかな登山道だが、10分ほどで突然岩場が始まった。雨上がりで滑りやすくなった岩を上がったり、狭い岩の間を抜けたりとなかなか手強い山だ。それでも三番岩と思われるピークに上がるが、それらしき標示は見当たらない。GPSはピークを差しているし、周りを見ても高みはないので間違いはないだろう。戻りは出来るだけ岩は避け、踏み跡が無くても、多少強引に土のある斜面を拾って降りた。40分で往復した。写真左は登山口となる日吉神社、中央は滑りやすい大岩、右は三番岩ピーク