紅葉シーズン真っ盛りの中、霧降から赤薙山へ登ってきた。あいにくの空模様で満点とは言い難いがそれなりに紅葉を楽しむことが出来た。


明るくなり出した5時48分、霧降スキー場跡の駐車場をスタートした。ゲレンデ沿いの登山道を登ると30分で丸山との分岐となるキスゲ平となる。紅く色付いたドウダンツツジの群生する中に幾筋かの登山道が広い尾根筋に続いている。歩きやすい踏み跡を拾い高度を上げると、ほどなくコメツガの樹林帯となる。ここにも何本もの踏み跡が交差しているが、景観のある尾根筋近くを歩くと左手には山腹を赤く染めた女峰山やその後方には男体山が見えてくる。やがて尾根筋が狭くなると赤薙山となった。山頂には赤薙山神社と三角点があった。写真左は焼石金剛近くから見た赤薙山への稜線、中央は後方に広がる絶景で丸山、月山・夫婦山、その奥に高原山が見える、右は赤薙山山頂


ここからは峡稜岩場をアップダウンしながらゆっくりと高度を上げて行く。岩稜からはシャクナゲやコメツガの灌木類が生えているので、それほどの恐怖感は無いが切り立った尾根筋が連続している。奥社跡からは少しばかり広くなった尾根筋を下り、鞍部から登り返すと大鹿落ノ頭(2209P)となる。山頂には背丈を越すシャクナゲが生い茂っているだけで山名を示すものは見当たらない。戻りは往路を下り、キスゲ平から丸山への遊歩道を周回して駐車場に降りた。駐車場(5:48)-赤薙山(7:08)-大鹿落ノ頭(7:55-8:15)-赤薙山(9:05)-丸山(9:52)-駐車場(10:47) 写真左は奥社跡~大鹿落ノ頭への稜線、中央は女峰山~前女峰への稜線とその後方の男体山