加仁湯に前泊して鬼怒沼山へ行ってきた。2週前の野球で左大腿の肉離れを起こしていたので、湯治のつもりで加仁湯に向かったが足の状態はすこぶる良好だったので、S原君をサポート役に夜明けとともに出掛けた。


加仁湯から10分余りで日光沢温泉を通過し、鬼怒川を渡ると川沿いの登山道は徐々に勾配を増してくる。急傾斜地や荒れた路面には階段や木道があり、足への負担はほとんどなく肉離れの痛みも大丈夫だ。オロオソロシの滝の展望台で一休みしてからは、傾斜は緩やかとなり順調な歩みとなり、出発から2時間15分で鬼怒沼に着いた。草紅葉の時期を過ぎ、枯れ草に覆われた湿原は静寂に包まれ、正に冬を間近にした佇まいであった。人っ子一人居ない木道を進むと、足元から突然にコガモが泳ぎ出した。木道を右に分け巡視小屋を通過すると物見山(大清水方面)へとの分岐に出る。ここを右に進むと少しばかり高度を下げ鞍部となる。しばらく登り返すと鬼怒沼山への案内板が現れるので、倒木を避けながら10分余り登ると鬼怒沼山頂となる。山頂部は立ち木に覆われ展望はほとんどない。写真左は鬼怒沼から見た鬼怒沼山、中央は鬼怒沼で泳ぐコガモ、右は鬼怒沼山の山名板


鬼怒沼山からは往路を戻り、巡視小屋北の分岐を物見山へ針路をとった。鬼怒沼の北端を通り、小さな沢を2つ3つ渡ると登り傾斜となり、ほどなく物見山となった。やっぱりここも立ち木で覆われていて展望は良くないが、北西の木立の間には燧ガ岳が顔を覗かした。ここでも山ランをゲットし鬼怒沼まで戻ってちょっと早い昼食を楽しんだ。加仁湯で用意してもらったおにぎりはめちゃ美味しかったなぁw 写真左は物見山山頂、中央は鬼怒沼山から見た物見山、右は岐路で車中から見た蛇王の滝(川俣)で見た紅葉の絶景ポイント

091101鬼怒沼山