野球部の忘年会で二日酔い気味だったが、好天に誘われて三角点巡りに出かけた。


笠松(かさまつ):この三角点は配点図が無い上に、里からも遠く離れていてルートセッティングに苦労した。いくつかの林道があるのだが、三角点のある山頂に向かう稜線への取り付きが一番短いと判断した南側の林道を詰めることにした。林道終点から潅木の茂る斜面に入るが、急勾配でなかなかペースが上がらない。それでも獣道を辿り30分で主稜線に上り、そこからは軽いアップダウンを繰り返し1時間10分で三角点に着いた。周囲は雑木に囲まれて視界は充分ではないけど前高原を横から眺めることが出来た。釈迦ヶ岳から剣ヶ峰、ミツモチと南に伸びる山並みの前に西立室山が木立の間に見える。その南側には豊月平牧場をはさんで上寺島(二等三角点)まで確認できた。また反対側の西側には鬼怒川の龍王峡の街並みが見えた。


高山(たかやま):この三角点は塩谷町の観光スポットである尚仁沢湧水の一角に位置しており、山頂は展望広場として整備され、黒沢林道からは案内板も出ている。残念ながら周囲の立木で展望広場は名ばかりとなっていた。三角点の上で背伸びしてやっとのことで西側にミツモチをかろうじて見ることが出来た。