今日は福島県境に近い北茨城市の山に登ってきた。最初は高帽山からと北側の林道口に合わせナビゲーションをセットした。ナビの指示するままにクルマを走らせると、大子町(茨城県)から矢祭町(福島県)へと入り、再び茨城県に戻るルートだった。ふとナビを覗くと戻りに登ろうと思っていた和尚山近くを走っているではないかw いきなりの予定変更で一日の山行が始まった。


花園花貫県立自然公園特別地域の看板には和尚山への簡単なコースがあり、まだ薄暗い6時過ぎに登山道に入った。雑木林からスギの植林地を抜け、再び雑木林となると少しばかり勾配を増し尾根筋となる。この尾根筋を辿ればあっという間に山頂だ。真ん中に石祠が鎮座する山頂部は平らな草原となっていた。山名板は見当たらなかった。往復23分でピストン。写真左は登山口、中央は石祠の鎮座する山頂


栄蔵室と花園山は周回コースなのだが、林道や作業道がその大半を占めるのでクルマでの進入を目論んだがゲートで閉鎖されていた。その思いが災いし結果的に長い林道を歩くというへまをやってしまった。栄蔵室林道のゲートを抜け延々と林道を歩き、ちょうど一時間で栄蔵室山頂となる。山頂手前には富士山が望める展望台があったが、ここから富士山を拝めるのはよほどラッキーな人達だけだろう。栄蔵室は茨城県の最高点(882m)だそうだ。八溝山は福島県と山頂を分けあうために除外されているようだ。写真左は取り付いた林道ゲート、中央は富士山が運が良ければ見える展望台、右は栄蔵室山頂


次の花園山へは尾根筋を下ると再び林道となり、ほどなく花園山への分岐となる。ここからは沢伝いの登山道をゆったりと下り、数度の渡渉を繰り返すと笹道の登り勾配となり尾根筋に乗るとほどなく山頂となる。山頂はアオキに囲まれてほとんど視界はない。下山は分岐まで戻り作業道から南登山口を経て車に戻った。2時間20分の疲れた周回だった。写真左は沢沿いの登山道、中央は花園山山頂、右は木立の間に見えた太平洋


高帽山は北側から入る林道伝いに登ろうと思ったがゲートで閉鎖されており、関本町富士ヶ丘の「関本A工業団地」を抜け南側からの尾根筋から取り付いた。火の用心の垂れ幕をくぐり植林地の中を行くが踏み跡は直ぐに消えてしまい灌木帯を縫うように急斜面を登った。古い間伐材が倒れる尾根筋を上がるとアンテナの建つ林道となった。山頂方向に林道を進むとほどなく林道は終わり階段となり、これを上がると次のアンテナ群が現れた。登り付いたのは三等三角点のある標高404m峰・南高帽山らしい。目指す高帽山はここから直線で520m北に位置しているので、真っ直ぐ歩くと灌木帯となり80mを下げ薄暗い鞍部となった。急勾配を避け谷筋を東に歩き、傾斜の緩んだ斜面に取り付き山頂西側の尾根筋に上がった。ほどなく標石(三角点ではない)だけの山頂となった。戻りは鞍部までの登り返しを避けるために西側の尾根筋を辿り林道伝いに南高帽山まで歩き往路と合流し下山した。登り63分、下り38分。写真左は西側から見た高帽山、中央は南高帽山の三角点とNHK中継所、右は標石だけの高帽山


鷹巣山は水沼ダムから水沼山を経由して山頂に至る登山道が整備されていた。登山口から階段を上がり尾根筋の一本道を進むと水沼山(459P)となる。ここから小さなアップダウンを繰り返しながら、ジャスト100mを上げると鷹巣山山頂となった。雑木に囲まれた木立の間からは四方の山並が見えていたが、山座同定に至るほどの特徴的な山はない。登り38分、下り30分。写真左は鷹巣山登山口、中央は山頂


本日最後の三鈷室山は山頂まで続いている林道を進むと、なんとクルマの進行を妨げるゲート類は一切なく気が付いたら山頂となった。NTTの無線中継所の横に山名板がある。余りにも簡単で拍子抜けしてしまったので中継所のフェンスを一周すると南側に石像と石祠が鎮座していたが、中継所に押しやられてこの地に移ったのだろうか何気に寂しそうに見えた。写真左は山頂の中継所と山名板、中央はフェンス横の石祠、右は南側の絶景で風力発電用のプロペラが並んでいる