連日の茨城詣でとなっているが、今日は高萩市近くの山に登ってきた。そのいづれもが林道を詰めてのもので比較的簡単に山頂を踏むことができた。


横根山へは東側から延びる林道を詰めることとし、秋山地区で常磐道を潜ると砂利道となる。高萩射撃場の前を通過するとさらに路面は荒れてくるが、構わず進むと送電線を越えて直ぐにゲートとなる。ゲート前の駐車し歩きだすが、林道は廃道化しつつありとても車が通れる状態ではない。ほどなく右手に分岐する踏み跡があり、そこには福平反射板へ至ると書かれた黄色い案内標柱があった。杉の植林地の中のアオキが密生する薄暗い登山道を進むと、灌木の茂る伐採地となり上方には反射板が見えてきた。山頂は反射板の裏側に位置し三角点といくつかの山名板があった。また西側からはしっかりとした踏み跡もあり、登ってきた東側のルートに横根山の案内板が一つもなかったことからすると順路は西側なのだろう。登り16分、下り10分。写真左はスギ林の中の登山道、中央は山頂部と後ろから見た反射板


龍子山は高萩ICの東側で松岡小学校の北側にある。戦国時代には山城が築かれ、その後城が移された松岡小学校正門に通じる石畳の道の両側には武家屋敷跡が並んでいた。小学校の西側は公園となっており、その奥にたつご山への案内板が立っていた。案内に従い歩きはじめるとモウソウダケの竹林となり、古井戸跡を通過するとほどなくスギ林の中のピークとなる。山名板などは見当たらず、ぐるっと一周して戻った。往復12分。写真は左は公園越しの龍子山で道路奥が登山口、中央は山頂部


石尊山は山頂近くを車道が通っているので十王町で常磐道を潜りクルマを走らせた。アスファルトの車道はピーク手前まで続き駐車場となった。案内板には高鈴県立自然公園との表示があり、それを見ると駐車場サイドが石尊山ピークのようだ。山頂近くには海軍航空隊殉難之碑があり、その奥に監視台のような櫓が建ち、足元に三等三角点がある。これ以外に山頂を示すようなものは見当たらなかった。往復5分。写真左は駐車場からの登り口、中央は山頂部の櫓


土岳へは南側に位置する中戸川から延びる車道を進み、坂ノ上登山口から歩いた。車道を歩くと間もなくけやき平キャンプ場となり、その奥から階段状の遊歩道が始まる。ほどなく広い山頂となり、360度の絶景ポイントからは運良く富士山を望むことが出来た。往復25分。写真左は広く平坦な土岳山頂、中央は5倍ズームで捉えた富士山


鍋足山は大中宿の場里美支所(旧里見村役)奥の大中神社前を右に曲がりと鍋足山の案内標のあるので左折して林道を入る。しっかりした林道は尾根上まで続き終点となると傍らに案内標示があり、そこには現在地は大中登山口とある。ここからの登山道は良く整備されていて多くの人に歩かれているようだ。そのことが間違いでない事に気付くのにそんなに時間は要らなかった。ほどなく尾根上のとなると次第に視界は開け、最後の岩場を登ると360度の大絶景となった。登り29分、下り22分。写真左は尾根筋の岩場、中央は絶景ポイントの鍋足山山頂