降雪の中、茨城の山へ出掛けてきた。


まず最初に行った県境近くの高岩山は養鶏所の南側にあり、この養鶏所から取り付こうと思ったが諦めた。入口に鳥インフルエンザの文字を見て、流石にこれ以上進む度胸は無いw ピーク東側を林道高岩沢線で北上すると高岩山の謂れが記された標柱が立っている。近くの資材置き場らしきスペースにクルマを停め小屋の横の作業道に入った。作業道は沢に沿って続き植林地の谷間を進んだ。倒木と灌木で歩き難く、避けるように左側の急斜面を這い上がり尾根筋に出た。岩峰近くに出たが、南側に目を転じると高岩山のピークが谷越しに見えてきた。イバラ等の灌木の薮となる尾根筋を反時計回りに進み10分ほどで山頂となった。辺りを見回すと雑木に赤いビニールテープが巻かれ、そこには高岩山と記されMLQ局の足跡があった。登り28分、下り18分。写真左は岩峰近くから谷越しに見える高岩山、中央は高岩山山頂


雷神山は山頂直下を車道が通り大仁田の集落からクルマを進めた。最短で登ろうとピーク西側近くまで来ると、枝尾根に上がる鉄製階段がコンクリート擁壁に設置されていた。勢い取り付き檜の植林地を上がると登山道となった。上を見るとフェンスに囲まれた水道施設があり、その裏手に回り込むと小さな社と三角点があった。山名表示は見当たらない。戻りは真っ直ぐ登山道を下り石段から車道に降り立った。こちらが正規の登山口だった。往復8分。写真左は取り付いたコンクリート擁壁の鉄製階段、中央は登山道、右は山頂で三角点・社がある


要害山は雷神山のすぐ東側にあり、出羽集落から上がる林道が山頂南側まで伸びている。この山頂は山入城跡となっているようで、その案内標示に進むとほどなく山頂の城跡となる。最高点(191)には数個の石祠が祀られているが、三角点標石(185.6)は最高点の北側にあるようだ。写真左は山頂に建っていた山入城の案内板、中央は山頂部の石祠


盥が峯は北側から見るとなるほど盥をひっくり返したような形をしていた。地形図によるとピークの北側を送電線が東西に走ってるので、鉄塔巡視路を辿れば難なく山頂を踏めると考え大住の集落から林道を入った。雪をかぶっているが走り難いことは無く、ほどなく送電線下となる手前で終点となる。ピーク方向を見ると山林愛護29と書かれた鉄塔巡視路の標柱が立っているので躊躇せず踏み入れた。植林地の中にアオキが散在する巡視路を行くと鉄塔となり、尾根筋を上がると三角点標柱のある山頂となった。近くの立ち木に山名板が巻きついていた。往復16分。写真左は鉄塔から見た山頂方向、中央は山頂の三角点


高取山は仏国寺の参道クランク位置から小道を入ると岩崖のある谷間の奥の院跡となる。所々に石仏が祀られている前を通り岩崖の後方を上がると林道に出る。そのまま林道を進むと尾根筋の乗り越し手前で山頂への登山道が分岐している。右を見ると灌木の幹に小さな案内板が括りつけられていたが見逃すかもしれない。しばらく尾根筋を上がる真っ直ぐな登山道が続き、左側にピークが見えるようになると山頂尾根となり針路を左となる。少しばかりの急勾配を上がると三角点と山名板の下がる山頂となった。登り19分、下り13分。写真左は尾根筋の真っ直ぐな登山道、中央は高取山山頂


井殿山と津室山は仏国寺から県道39号を北上し、県道246号へ右折すると橋を渡ってすぐに林道への分岐がある。この林道から二つの山の鞍部に取り付き井殿山をピストンしてから津室山踏み、そのまま尾根筋を南下し林道口へ戻るルートを考えた。朝から降り続く雪で林道は真っ白となっていたが歩みは順調だ。林道が大きくクランクする位置に踏み跡の分岐を見つけ、取り付くとアオキの灌木帯を抜けひと登りすると鞍部となる。尾根上にはしっかりした踏み跡があり、小さなピークを過ぎ急勾配を上がると朽ち果てた小屋がありその奥が井殿山山頂だった。写真左は林道のチェーンゲート、中央は鞍部からの尾根筋、右は山頂の壊れた小屋


そのまま尾根筋を戻り鞍部より南下するとほどなく津室山山頂となった。山頂には三角点標石があり少しばかり南に行くと南西方向の雑木が伐採され視界が確保されているようだ。鞍部まで戻る選択肢もあったが、そのまま南下し植林地の急勾配を下りクルマの位置に降りた。1時間15分で周回。写真左は津室山山頂、中央は山頂下からの展望だが雪で何も見えない


高田山はビーフラインを南下すると山頂にあるNTTアンテナへ向かう作業道の分岐がある。例によってチェーンゲートとなっているので道路脇にクルマを停め作業道に取り付いた。左手にアンテナ塔を見ながら南西方向まで回り込むと、アンテナへの管理道路となりゲートにより閉鎖されていた。そのまま管理道路を行くとフェンスに囲まれたNTT七会中継所となり、その左手の斜面を上がると三角点標石のある高田山となった。登り22分、下り14分。写真左はNTTのゲート、中央は山頂の三角点標石