前日から鬼怒川で泊りの集まりがあったので家に戻ってから支度を始めた。おかげで出掛けたのは6時を過ぎだった。


まず目指したのは羽黒山と棟峰。地形図を見ると西側には林道が両山の間に入り込んでいる。道は荒れ放題だが軽四駆ならではの走りでどうにか砕石場跡手前まで進入した。朽ちたゲート前にクルマを置き、砕石場跡の右手の尾根筋に取り付いた。薄い踏み跡が続き、青テープが所々に下がっている。登山口から15分で土手に囲まれた平場の中の神社となった。木製の祠をトタン屋根の上屋が掛かっていた。写真左は砕石場への作業道ゲートで朽ちている、中央は左側が切り立った尾根筋、右は山頂の祠


次の棟峰へは尾根筋を少しばかり登り、小ピークを過ぎると廃作業道の深い切れ込みとなる。足を滑らしながら廃作業道を超え、植林地を抜けると少しばかりの登りとなってほどなく山頂となった。三角点近くの枝からはQZW局のサインが記された赤テープが下がっていた。このポイントより北側の方に高点がありそうに見え、行ってみたがそれらしき物は見当たらなかった。ジャスト1時間で往復した。写真左は植林地越しに見える棟峰、中央は棟峰山頂でQZWのテープが下がる


雨引山、丸山、御嶽山の3山は周回で辿ろうと真ん中に伸びる林道に入った。この道はNTT無線中継所の管理道となっており途中でゲートにより閉鎖されていた。ゲート脇にピンクリボンが下がりその先の尾根筋には踏み跡が見える。管理道を行けば雨引山への遊歩道に合流できるが、かなり遠回りになるので尾根筋の踏み跡に取り付いた。少しばかりの急登を過ぎると勾配は緩くなり植林地の中の廃道となる。道型がかろうじて残っている程度だがピンクのリボンが続いているのでそれを追う。再び急勾配となるが構わず直登すると山頂へ続く木段に合流し、ひと登りで雨引山となった。東屋やベンチが置かれた山頂からの南側の展望は抜群だ。なんと富士山やスカイツリーまでもが見えていた。登り24分。写真左は取り付いたNTTゲート横の尾根筋、中央は雨引山山頂、右は南側の展望


次の丸山へは木段を下り、NTT無線中継所のところまで来ると御嶽山への案内標示が出ている。ここで道を分け丸山へ続く尾根筋に乗った。シノダケ薮の中に踏み跡は続いているが、場所によっては背丈を超える密薮となっており薮漕ぎを余儀なくされた。最後に急登を上がると三角点と石祠が鎮座する丸山山頂となった。雨引山から37分。写真左は尾根筋の密薮、中央は薮越しに見える丸山、右は丸山山頂の石祠と後方の雨引山


御嶽山へはNTT無線中継所へ戻って遊歩道を辿るルートもあるが、シノダケ薮が嫌で別ルートにした。北東方向の破線を追うと、北尾根から谷間となり沢伝いとなる。薮を抜けると耕作放棄地となり作業道へ出た。ここで方向を換え御嶽山へ向かう破線に乗った。スギ林と雑木林の境界の踏み跡を順調に上がると突然笹薮となり、再びの薮漕ぎとなってしまった。倒木も多く右に左にコースを選びながら歩いた。ほどなく雨引山からの遊歩道と合流し少し下ると御嶽山となった。神社の北には展望台があり、北側の絶景ポイントとなっていた。丸山から49分。その後は雨引山への遊歩道からNTT無線中継所への管理道に降りクルマに戻った。休憩を含み2時間49分で周回した。写真左は倒木と密薮、中央は御嶽山の神社