今日は夕方から仕事が入っているので長時間の山行は無理と判断し、桐生市周辺の低山を巡ることにした。全線開通した北関東道を始めて走ったが、なんと塩谷町から太田桐生ICまで50分と従来の半分ほどの時間で群馬県が近くなった。

IMGP2090IMGP2096110508丸山
丸山(100m、足利北部)は太田市丸山町にあり"丸山薬師のカタクリ群生地"として地元では知られているようだ。駐車場横の石段を上がると、そのまま石段は山頂まで続き、その両側には石祠や石塔が数多く並んでいる。山頂には大きめの台座に乗った石祠と展望用ベンチが置かれていた。往復8分。写真左は丸山の全景、中央は山頂の石祠

IMGP2099IMGP2104110508天王山
天王山(243m、桐生)は太田市と桐生市の市境にあり、西側はゴルフ場となっている。今回取り付いたのは南側の菅塩町にある"上州太田ビオトープの里"の先からで道路脇の駐車余地にクルマを停めた。目の前には道標があり、「東屋・展望台まで450m」とある。そちらへ向かうと遠回りそうなので、その地点から斜面に取り付いた。覚悟はしていたが、灌木、篠笹の薮となった。右に左に薮の薄いところを選んで歩くと、山頂近くで最近整備されたらしい管理道となり、そこを抜けると山頂となった。4等三角点と山名板が下がっていたが、木立の中で展望は無い。下りは登山道から廃林道を辿りクルマに戻った。登り19分、下り18分。写真左は取り付いた薮の斜面、中央は山頂

IMGP2124IMGP2122110508鳶山
鳶山(210m、桐生)は桐生市菱町にあり南側から取り付いた。県道227号から赤い三角屋根のバンガロー風小屋に向かって入ると石川工業桐生工場北側の空き地となった。空き地にクルマを停め歩きだすと果樹園の門扉となる。その門扉近くの網の壊れたところから通過し、少しばかり荒れ地を上がると林道となった。バンガロー風の小屋を通り過ぎ、九十九の林道を上がるとほどなく平坦な空き地となり林道は終わる。奥の薄い踏み跡を入り、少しばかりの勾配の中薮を抜けると雑木に囲まれた山頂となった。4等三角点と表示の消えた札が下がっていた。札に山名と標高を書き込み往路をピストンした。往復20分。写真左は取り付き近くから見た三角屋根の小屋、中央は鳶山山頂

IMGP2137IMGP2139110508観音山
観音山(308m、桐生)は泉龍院の駐車場にクルマを置き歩きだした。最初は菱ハイキングコース登口の案内標示に従い登山口に向かったが、このコースは観音山の北東に位置する三角点峰290Pを経由するのでかなり遠回りになる。そこでもう一度駐車場に戻り、お寺の西にある墓地から伸びる尾根筋を直登することにした。墓地上部のフェンスの門扉を抜けると、真っ直ぐの踏み跡が続いた。直ぐに山裾を巻くように通る遊歩道となるが、そのまま構わず勾配の増した灌木帯を直登した。ほどなく山頂尾根筋となり南からの登山道に合流すると直ぐに山頂となった。展望は西側にかけて桐生市北部の市街地とその先に物見山や吾妻山が見えた。戻りは南へ下り尾根筋の肩に位置する雷電山を通過すると急坂となる。ほどなく遊歩道と出合い泉龍院方向への案内に従い取り付いた墓地に戻った。往復40分。写真左は観音山山頂、中央は雷電山

IMGP2149IMGP2151110508物見山・吾妻山
物見山(274m、大間々)は桐生が岡公園の北側にある薮山だった。地形図を見ると南側から林道が伸びているのでそれを使おうと探したがそれらしき入口が見当たらず八坂神社の鳥居前にクルマを停めた。取り付き場所も適当なところが無く、川沿いから強引に稜線上に上がった。シノダケと灌木の薮を掻き分けて上がると廃道化した林道と出合うが、倒木や薮でとても歩けたものじゃない。そのまま稜線上を強引に上がると次第にはっきりした尾根筋となり踏み跡も現れ山頂となった。雑木の中で視界は無く山名板が一枚下がっていた。下りは林道を確認したく途中からは道型に沿って下山した。往復34分。写真左は物見山山頂、中央は廃林道の入り口付近で紫藤の裏に道型

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吾妻山(481m、大間々)は桐生市街地の北に位置するぐんま百名山である。吾妻公園北側の車道余地にクルマを停めて登山道に入った。良く整備された登山道で木段が設置されているが、岩場もあったりと急勾配の登りが続く。途中、男坂・女坂が2ヶ所あり、体力に応じたコースとなっていた。登山者も多く、山頂では4,5組がくつろいでいた。南方向の展望は素晴らしく桐生市街地が一望できた。戻りはピストンで下った。登り24分、下り21分。写真左は山頂直下の岩場、中央は山頂、右は山頂から見た桐生市街地

IMGP2173IMGP2169110508経塚山
経塚山(328m、大間々)は吾妻山の北西に位置している。取り付き地点は北西尾根からが最短と考え、西にある観音寺からとした。寺の駐車場にクルマを置き、墓地の間を北東に向かう車道を行くと優美工芸の建物が見えてくる。その横のフェンスと石積みの間を小川に沿って入るとしっかりした踏み跡となる。しばらくそのまま歩くと道型は無くなってしまう。仕方なく稜線上に取り付き薄い踏み跡を追うように登った。明らかな尾根筋となると北を向く石祠が4つ連続で現れた。この後も薄いが尾根筋の踏み跡は続き、急勾配を必死に上がると山頂となった。山頂にはそれらしきものは無く、雑木の幹に巻かれた古い布製のマーキングだけが目印だった。戻りは往路を辿ったが尾根筋の広いところで何度か道を見失った。往復34分。写真左は取り付き地点、中央は経塚山山頂