西上州の低山に登ってきた。

IMGP2603IMGP2604110608桜山
桜山(591m、鬼石)は冬桜の名所で山頂周囲は公園となっている。ということで夜間でも歩くことは出来るだろうと、白石山の登山口で仮眠する前に寄り道することにした。山を一周する車道からはいくつもの遊歩道があり何処からでも取り付けるが、一番近そうな西側から21時過ぎに歩き始めた。ジクザクに遊歩道を辿ると南からの木段となり直ぐに山頂となる。一番の高みの東屋の中には桜山文和の板碑という650年も前の碑が奉られたいた。往復20分。写真左は山頂の板碑、中央は板碑の説明

IMGP2608IMGP2625110609白石山
白石山(1102m、神ヶ原)は県道46号から赤久縄山林道に入ると鉄塔巡視路となり白石山への登山口となっている。林道の駐車余地で23時前に横になった。早朝4時半過ぎに歩きだしたが曇り空でまだ登山道は薄暗い。急勾配を避けて作られている鉄塔巡視路は東南尾根の鞍部に向かい、ほどなく新榛名線127号鉄塔となった。この先の稜線上には防獣ネットが張られ、ネットにそっと登ると一基の石祠となり山頂手前の肩となる。少し下り登り返すと3基の石祠が奉られた白石山となった。雑木林の中でほとんど視界はない。往復43分。写真左は鉄塔巡視路となる登山口、中央は白石山山頂で3つ並んだ石祠

IMGP2627IMGP2639110609千軒山
千軒山(772m、万場)は白石山の南東側にあり神丸尾根で繋がっている。なので縦走も可能であるが黒田地区の林道から取り付いた。コンクート道を入ると掘り道となるが直ぐにスギ山の中の登山道となる。所々に真新し青い案内標示があり迷うことはない。またこのルートは神流マウンテンラン&ウォークのコースになっており名入りのピンクリボンが沢山下がっていた。緩やかな尾根筋を上がると、トラロープの下がる急勾配となり山頂となった。石が数個転がっている平坦な山頂で、それらしきのは見当たらず、先に進んだりして20分余りを散策することになってしまったw 戻ってよくよく見てみると、見覚えのある山名板が落ちているのを見つけた。それは"すかいさん"の物で拾い上げ枝に吊るした。往復60分。 写真左は千軒山の登山口、中央は石が転がる山頂ですかいさんの山名板だけだった


飯山(798m、万場)は千軒山の東にあり、万場から見ると結構急峻な山だ。地形図を見ると山の北側はゴルフ場となっていて管理道を行くと尾根伝いに簡単に登れそうだが、どうもこのゴルフ場は閉鎖されているようだ。ということで生利地区から登ることにした。町営住宅を抜けクネクネとコンクリート道を登り最深部の民家手前の余地にクルマを置いた。地形図上の南尾根の破線に向かうと、いつまでも吠え続ける犬の出迎えに遭遇し速足で山へ逃げ込んだ。畑から始まる山道はほどなく掘り状となり、コンクリート道となっている。かなりの年代物でその昔コンニャク畑があったということなので、この先の石垣とともにその名残りなのかも知れない。なるべく尾根筋を外さぬよう山道の分岐を進み、南尾根を乗越え次の枝尾根で稜線上に取り付いた。間伐と下草刈りを終えたばかりの急勾配の尾根筋を必死に登った。やっとのことで南尾根と合わさると南側のピークとなり、一度鞍部まで下りると山頂直下の急勾配となる。登るほどに岩が多くなり大岩の塊を左側から回り込むと伐採された山頂となった。三等三角点と山名板の下がる山頂からの視界はない。下りは南尾根を真っ直ぐ下りた。登り53分、下り33分。写真左は急勾配の尾根筋で年代物の石積みがあった、中央は飯山山頂


雨降山(1013m、万場)は御荷鉾山から続く稜線上の東端にあり、御荷鉾スーパー林道が南側山腹を東西に通っている。御荷鉾山からの稜線上にある南無沢峠からが高低差もなく、最短と判断し峠の切り通しにクルマを置き法面を駆け上がり稜線上に上がった。テープ類の案内はないが、尾根筋にはしっかりした踏み跡があり軽いアップダウンを繰り返えすうちに山頂となった。三角点と行政の案内標示が建つ山頂からの視界は立木に遮られていた。往復38分。写真左は取り付いた南無沢峠の切り通し、中央は山頂