例によって前日の23時前に家を出て塩原に向かった。日留賀岳の登山口手前の空き地に車を停め梅酒を飲んで横になった時には既に24時を回っていた。

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4時半に目覚め、お湯を沸かしながら身支度を始めた。シーフード味のカップヌードルとタラコのオニギリで朝食として登山口のある小山さんの駐車場に車を移動した。備え付けの登山者名簿に記帳しルート図をいただいてから案内板に従って家の裏から鳥居をくぐり4時57分登山道に入る。

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今日の天気は曇りでこの時間は靄っている。小山さんの裏山から始まる登山道は杉と檜の造林地で登山道は整備されているが勾配はきつく早くも息が上がる。5時17分、鉄塔下を通り林道に合流した。林道はほぼ平坦で5時42分に林道終点から再び登山道に入る。

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出発して約一時間で最初の鞍部に来るがそこまでは比較的楽な道のりだった。鞍部からの最初の上りは雑木林の中を左右に進むがしばらくして右への長いトラバースの後に6時14分に尾根に取り付いた。ここが標高差300mのふくべの曽根のようだが見上げると真っ直ぐな上りが続いている。

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6時33分急登を終え傾斜は緩やかになる。6時45分突然目の前に鳥居が現れた。ここからは2つ目の鞍部に向かって緩やかな下りが始まり10分で鞍部に到達す。高度計は1500mなのであと350mを頑張れば頂上だと活を入れなおし進んだ。

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いつものように下を向いて歩いていると突然ガサッと音がした。音の方を向いてみるとそこには大きな蛙がいる。最初は動いていたが枯れ木の上に乗ると身をすくめて動かない。よく見ると枯れ木の模様と蛙の色合いがそっくりなのに気づいた。迷彩柄で保護色なんですね。c⌒っ ″ー゛)φ さてこの蛙の名前は.....あとで調べようw

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7時28分、高度1770m地点で突然視界が開けて目の前に始めて日留賀岳が姿を現した。この30分の上りはきつかったが流石に頂上が見えてくると気分はかなり楽になる。さぁー一気に行くぞぉーー

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7時40分頂上に着く。「山は命の母、森は植物のふる里、自然は地球の宝」と書かれた板が先ず最初に飛び込んできた。本当にその通りだなと思う瞬間がこの頂上に立った瞬間でした。視界は360度開けていて目を遮るものは何も無い。ただ残念なのは周囲の景色は雲海の中に沈んでいることだ。

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唯一雲の切れ間に視界のある東側には長者岳に巻きつくように悪名高き塩那スカイラインが見えた。ということはこの先の方に黒滝山や大佐飛山があるのかなと.... 10分の山頂滞在で7時50分早々に下山を始める。

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いつも下りながら思うことがある。「よくもまぁーーこんな急なところ登ってきたよなぁーーー」 勾配って上りの時より下りの時に感じます。同時に危ないと思うのも下りですね。8時33分鳥居を通過し、8時58分ふくべの曽根から雑木林に入り、9時19分林道に戻る。林道の途中からは塩原が見えた。

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9時52分登山口に戻り、小山さんの家の方に下山を報告し簡単にお礼を言った。小山さんの家からは目の前に高原山が見えるとのことだったが今日はあいにく雲の中で見ることが出来ない。日留賀岳はもう一度登ってみたいと思わせる山だ。

登山口(4:57)→林道終点(5:42)→鳥居(6:45)→日留賀岳(7:40-7:50)→鳥居(8:33)→林道終点(9:19)→登山口(9:52) 全行程:4時間55分 27,044歩 GARMINデータより 距離:15.91km 累積標高:1440m 平均速度:3.2km/h

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ルート図