日本百名山の一つである四阿山近くの登り残した2山に行ってきた。

P1080004P1080010120108上砥草山
上砥草山(1312m、四阿山)は県道112号線から直ぐのところにピークがある。地図を見るとこの県道は上砥草山の先で行き止まりのようでほとんど車は通らないようである。轍を外れると車は進まず方向転換もやっとの状況だった。道路からピークまでは100m余りで高低差もないので簡単に踏めると思ったが、笹薮を覆いつくす50cm位の積雪があり予想外のラッセルとなってしまった。また山頂部は平坦地で在るはずの三角点標石や山名板は見つけられなかった。とりあえず木立の間からの日の出を観賞してピストンした。往復10分。写真左は車道からの取り付き地点、中央は山頂付近

P1080021P1080031120108的岩山
的岩山(1750m、四阿山)は四阿山の南に位置し、長野群馬県境の山である。取り付きは国道144号線・鳥居峠からとし、県境に沿って北上する鳥居峠林道のゲートを抜けた。先行者のつぼ足のトレースがあるので迷わずその跡を追った。林道は緩やかな登り勾配で続いていたが、四阿山に向うトレースと離れ的岩山への稜線に踏み入ると様相は一変した。積雪は50cm程度あり、新雪なので膝上まですっぽり埋まってしまう。スノーシューを履けば沈み込みは30cm程度となるのでどうにか進めるが、次第に勾配が増してきて直登は困難となった。幸いにも山頂近くまで林道の道型が大きな九十九折で続いている。そこで勾配が増すと道型を、緩むと直登をと適当に繰り返しながら登った。やっとのことで着いた山頂には辺りを探してみたものの三角点標石は雪に埋もれ、山名板らしきものも見当たらなかった。ただ一つ荷造り用の青いテープが下がっていたのでそこをピークとして下山した。登り2時間7分、下り56分。写真左は急勾配の登り、中央は山頂付近