今日は午後一で仕事が入っているので、午前中で戻れる比較的近場の山として燕巣山と四郎岳に登ってきた。この二つの山は真ん中で折り返すとほぼ重なり合うような形でランドマーク的である。特に印象的なのは日光白根山からの眺めで、二山の中央に燧ケ岳が顔を覗かせるのである。


燕巣山(2222m、三平峠)は栃木100名山の一つで2008年7月に一度登っている。今回は同ルートなので4年前の自分と比べられると、ちょっとばかり力んでスタートした。二度目なので迷うことは無いが、相変わらず沢沿いの登りは荒れていて、倒木が増えているように思える。この時期なので下草が濡れているがスパ長なのですこぶる快適で渡渉も気にならない。結局、四郎峠には3分短縮の58分で着いた。ここからの半端ない勾配が頭に焼き付いていたが、今回も同様にきつい登りとなった。結果、この間は3分オーバーの58分だった。トータルでは同タイムであり、どうにか体力は維持できているのかな? 山頂からの展望はガスがかかりほとんどない。写真左は登山道の倒木、中央は山頂、右は四郎岳への登りの途中から見た燕巣山


四郎岳(2156m、三平峠)はぐんま百名山であるのも、この二山の面白い関係であるが、さて登りはどっちがきついのだろうか。眺める度にいつもそんなことを思っていたが、今日は自分の脚で結論を出そう。そんな思いで四郎峠から登り返すと、緩やかな尾根筋歩きもほんの少しで、登り一辺倒の急勾配が始まった。途中にはロープの下がる箇所もある。だんだん足が重くなり、休憩の間隔が縮まってくる。四郎峠から42分でやっとのこと山頂となる。一部が伐採されガスが晴れた南側に素晴らしい展望が広がっていた。結論としてはどちらも同程度にきつかった。全行程:4時間24分。写真左は四郎岳山頂、中央は南側の展望