夜中に起きだしてクルマを走らせたが、眠気に負けて北関東道の波志江PAで寝入ってしまった。電話で起きたら既に7時半を回っている。予定では一つ目の山頂に立っている時間であり、心折れそうになるが意を決して四万温泉に向かった。


高野山(1112m、四万)には東側にある登山口の案内から取り付いた。今年は雪が多いとのことでスノーシューは必須かと思っていたが、見上げると斜面には地肌が目立つのでスパ長に変更した。もちろん念のためにスノーシューは背負っている。最初は植林地の中なので積雪はほとんどなく、柱が外され屋根だけとなった東屋が横たわる尾根筋になっても大した雪はない。快適尾根の様相で多少の勾配はあるが順調に登った。950の等高線で広尾根となると積雪が増しツボ足だと潜るのでスノーシューに履き替えた。気温が高く雪は腐りかけ、1000手前で急勾配となったのでスノーシューをデポしツボ足に切り替えた。ズルズル雪で足場が定まらず悪戦苦闘の連続となり、100mばかりの急斜面を尾根筋に這い上がった。尾根上の積雪は深いところで50cm程度で、膝まで沈むが勾配は緩くすんなり山頂となった。気にまかれたテープが2本だけで山名板は見当たらなかった。たぶん雪の下に落ちているのだろう。下りでは2度3度と滑り落ちたが、いづれもしっかりと制動できたので怖さは感じなかった。登り1時間45分、下り53分。写真左は快適尾根から見た高野山、中央は山頂で後方は栂ノ頭


長見山(571m、上野中山)は山頂まで林道が入り込んでいた。とはいっても廃道化しており、途中には密藪の箇所もあり歩きで正解である。高低差もほとんどなくあっという間に山頂となった。ここには山名坂が2枚下がっていた。往復17分。写真は山頂へ続く林道、中央は山頂部