連日の猛暑で2000級とも考えたけど、残された山はアプローチが長く一日がかりの山行となるので埼玉の山に向かった。秩父市内のコンビニ駐車場でいつものように車中泊を決め込んだが暑くて寝付けない。5時過ぎに起きだしコンビニ弁当で腹ごしらえをすませると出発である。


熊倉山(1427m、三峰)の登山道は3つある。一番手前の林道コースは一部崩落により通行止めとの案内がある。城山コースは尾根筋を直登しているので勾配はきつそうだ。ということで取り付いたのは日野コース。荒れた林道を1キロ余り行くと行き止まりとなり、日野登山口となる。登山口からやや下がり、沢沿いを左右に丸木橋で行き来しながら緩やかに登って行きます。今日も下界では40℃を超す猛暑となるとの予報を尻目に順調に上ります。朽ち落ち屋根だけになった官舎跡、最後の水場を過ぎ笹平へ出るとようやく傾斜は少し緩みます。ここまでは沢筋から急登を避け斜面を巻くように登ってきたが、この後も一切尾根筋には乗らず、ただ横切るだけで徹底した巻き道の連続となりました。やっとのことで城山コースと出会うと最後の50mが尾根筋の急登となり山頂に出ます。登り2時間、下り1時間30分。日野コースは徹底して急勾配を排除した巻き道コースでした。写真左は沢筋のルート、中央は山頂部