今年になってから登山を始めた同級生が居る。毎月飲み会をしていて、何を思ったか大佐飛山に行きたいという。残雪のこの時期しかないし、酒の勢いもあって二つ返事で承諾した。実は自分自身も持病の喘息があり、ちょっとばかりは躊躇したが、まっ行けないこともないだろうど山行を決めた。
ところがである、山を始めて3か月、当たり前といえば当たり前、スパッツ、アイゼン、ストックを持っていない。自分のを貸出しワカンを背負わせて。こっちはスパ長、スノーシュー、ピッケルを装備した。
4時、新登山口に取り付いた。中々ついて来られないので、途中から先を歩いてもらった。尾根筋になると雪が出だしたが途切れ途切れであり、しばらくはツボ足て大丈夫だった。三石山先の尾根筋は雪庇の連続となった。山藤山の急勾配もステップが切ってあり楽に登れるが、休み休みとなる。黒滝山まで3時間半、大佐飛山までが6時間45分。ほぼ想定通りの時間だった。戻りは脱水気味でばてまくったがどうにか4時間30分で下山した。
昼食休憩を入れて全行程12時間の初めてのガイド登山でした。
小塚山は山頂近くまで車道が伸びており、車道終点から温泉の給湯施設?に向かう切り開きに取り付いた。その先は篠タケ藪に薄い踏み跡がピークに向かって伸びていた。山頂部は平坦で膝丈の笹が薄くあるだけだった。真新し山名板を写真に収め下山した。写真左は給湯施設、右は山頂部
台ヶ岳への取り付きは大涌谷への分岐手前の廃林道からで、直後に左の切り開きへと進んだ。しばらくは薄い踏み跡を追うが、勾配が急になると笹薮も密度を増してくる。篠タケ藪は背丈があり、なるべく低い笹薮を登った。動物たちも考えは同じで、獣道を繋ぎながら登り上げると笹薮の山頂となる。3つ続きの藪山は結構疲れる。写真左は取り付き地点、中央は山頂手前から見た大涌谷、右は藪中の山頂
このピークは金時山や明神ヶ岳へと連なる箱根外輪山の尾根筋にある。ルートは尾根筋を辿るものしか見当たらないがいずれも長い。そこで品の木から伸びる枝尾根に取り付いてみようと、箱根ヴィレッジの車道を詰めると終点手前でチェーンが張られたいた。クルマをチェーン前に置き歩き出すと直ぐに作業場となり林道終点となる。辺りはヒノキの植林地で左手の斜面に取り付いた。薄いが踏み跡も付いているが、中ほどまで来ると篠タケの薮となってきた。所々両側から笹が覆いかぶさるほどの激薮となるが、丹念に探せば踏み跡はある。山頂手前で一旦開けるが三角点標柱のあった場所は背丈ほどの笹薮の中だった。写真左は途中の激薮、右は山頂の三角点標石